なんということでしょう。ビフォーアフターが提訴されたとか。

こんにちは！福井県敦賀市の建築会社あめりか屋のこだわりの注文住宅専門家の篠原秀和です。

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ビフォーアフターを提訴へ

昨日こんなニュースを目にしました。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016072690085621.html

内容を要約するとこんな感じ

・あのテレビ番組「大改造！！劇的ビフォーアフター」で、改修工事を請け負った建設会社が大幅に追加工事費がかかったとして、番組を放送した朝日放送（大阪）や番組制作会社、建築士事務所などに追加費用の支払いを求めて提訴するというもの。

・追加費用というのは、当初の２２００万円から匠や番組制作会社の指示で大幅な追加が発生して５０００万円にも膨らんだが、支払われていない。

・番組では予算内に収まったというテロップが表示されたが、建設会社社長（５４）は「まったく事実と違うことを放送され腹立たしい。かかった費用は返してほしい」と主張している。

・朝日放送は「追加工事の多くは建設会社の現場管理に問題があったためで、金額の根拠にも疑義がある。裁判の中で主張を説明していく方針だ」と主張している。

 

プロからの目線

そもそもリフォームというのは費用が分かりにくいもんです。２０００万円の工事の中だと、たとえばトイレの交換が５０万円か１００万円かパッと見で分かりにくいですからね。

しかしリフォームのプロであるぼくから見ても毎回思うのが・・・

「ほんとにそんな安い金額でできてるのかなぁ・・・」

という印象。

番組中にテロップで総予算が２０００万円とか２５００万円とかなんとか出てくるけど、あきらかに安いな～って思うことが少なくないですから。

もちろん図面や現地を見てのことじゃないので実際は何ともいえないけど。

 

普通のリフォームを紹介しても番組が成り立たない

しかしこのように追加でお金がかなりかかってはいるだろうなとは、昔から言われてきました。

これもTVのおおげさな表現なのかなぁ～と思っていたプロの方はかなり多いと思います。

なんせ、普通のリフォームを紹介しても番組が成り立たないですしね。

それは分かるんですけどね～。

 

２７００万円も追加工事とかありえないけど・・・

しかし契約時２２００万円から２７００万円も追加工事が発生したとか？って、はっきり言ってありえないことです。

２２００万円の時点で事前に見積はしてから契約しているはずなので、見積時点でなかったことがどんどん増えていったということでしょうが、それがそれほどまでに膨れ上がるのは途中でぜんぜん分かること。

ここまで追加が膨れ上がる前に、なんらかの支払いや確約が無い限り工事は止めるべきだし、どちらともなんらかの問題があったのかもしれませんね。

なんということでしょう。ビックリしました。

 

こういうのは批判されるけど

こういう訴訟が起きたりすると、批判の対象にさせられますね。１０年以上もずっと人気の番組だったのに、こういう訴訟がおきると一気にね。

これは氷山の一角に過ぎないことかもな・・・と思いながらも違った観点からものを見ると、

番組上追加費用がどうしても発生するけどそうならないように金額を調整したり、交渉したりしてきた、匠（設計士）、製作会社さんもたくさんいたことでしょう。

そんな人たちも全て悪くなってしまっては寂しいですね。

なんということでしょう。批判が多い社会、ミスをつつく風潮はイヤですね。

 

最後に

しかし、お客さまと工務店が心と心を通わせたお付き合いをしていれば、こんなことにはなりません。

魔術師なんか必要ない。

必要なのはフツーの人間なんです。

フツーの人間がプロとして心ある仕事をしていれば十分だと思うわけです。笑

そう、フツーの人間。

こういうのがフツーの人間ですね。笑

 

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