もしも地震で液状化が起こったら住宅会社の責任?免責?
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋こだわりの注文住宅専門家篠原秀和です。
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液状化ってご存知ですか?
みなさん液状化ってご存知ですか?
↑東日本大震災でもディズニーランドがなってしまいましたね。
液状化現象とは(wilipediaより引用)
地震の際に、地下水位の高い砂地盤が振動により液体状になる現象。
これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい構造物(下水管等)が浮き上がったりする。 ゆるく堆積した砂質土層では、標準貫入試験で得られるN値が10程度以下と小さい場合が多い。
です。
なんだか小難しいので、かんた~~~~んにお伝えしますね。
液状化って、大きな地震が起きて、地盤がゆるゆるのドボドボになっちゃうことです。
(わかりにくいですか?笑)
液状化が起こりやすい地盤とは
液状化が起こりやすい地盤とは、なんでしょうか?これもかんたんにお伝えしますね。
・水気が多い(水位が高い、海や川に近い)
・地盤がゆるい(埋立地、砂地盤)
あたりがポイントですね。
そんな地盤に大きな地震が起きたとき、液状化になったりする可能性があるってなわけです。
参考にするなら
参考にするなら、行政が出しているハザードマップにも液状化が起こりやすいかどうか?の情報を出していることが多いですし、民間の地盤調査会社であるジャパンホームシールドさんも
というサイトで簡易的に、液状化が起こる可能性をマップ状で見ることができます。
一度確認してもいいかもしれませんね。
液状化は住宅会社の責任?それとも免責?
液状化がもしも起きてしまった場合は、地盤が大変なことになってしまい、家が傾いてしまうおそれがあります。傾きにも大なり小なりですが。
この場合の責任はどこにあるのでしょうか?
一般的に天変地異の大震災であれば被害は住宅会社の責任じゃない(免責)とされています。そして一般的に住宅業界には「液状化については免責」という風潮があります。
しかし、必ずしも免責にはならないということも言われています。
両方の意見があるので・・・う~~ん、つまりそこらへんはっきりしていないんですかね~?汗
ではなぜはっきりしていないのか?
なぜはっきりしてないかというと、「完璧にこれさえやっておけば大丈夫だ!」という工法がないから。あ、もちろん液状化対策になる工法はたくさんあります。それだけでもやっておけば十分有効だと思いますが、完璧にというものまではまだ確立されていないそうです。そもそも何十年と保証できることってかなり難しいですし、観測記録よりもさらに大きな地震が来ないとは限らないしね・・・。
しかもここからはぼくの私見ですが、液状化が住宅会社の責任となれば、少しでも、ほんのちょっとでも液状化の可能性があれば対策工事をするようになることも考えられます。
そんな対策工事をすれば100万とか200万とかかかってくる可能性も出てきます。
起きるかどうかも分からない、さらにははっきり言って起きる可能性的がかなり低いものに、住宅を買う多くの人がプラスで100万とか200万のお金を支払う・・・というのもちょっと極端な気もします。
これからはこうします。
じゃあ、ぼくはこれからは、
液状化の可能性がありそうな土地(海や川に近い土地)の場合は、今やっている地盤調査に追加で液状化の起こりやすさが分かる簡易調査を加えます。(費用は追加で若干かかりますが。)
※もちろん液状化の可能性がほぼないような地盤の場合は、この簡易調査さえもしなくてもいいと思います。
そして、その簡易調査の結果を元に、「対策工事をするか?しないか?」を相談するようにします。
たいてい「しない」という結果になりそうな感じもしますが、こういうステップは大事かもしれませんね。
最後に
ということで、こういうことを考えていると
「液状化が怖いので、対策工事したほうがいいですよ~。怖いですよ~~。」
と煽るのは、かんたんなことですが、
お客さまの立場に立つとかんたんにそんなこと言えやしないな。ああ、言えない。
I can not say easily
英語で言うくらい、かんたんには言えやしないな・・・と思うわけです。笑
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~今日の体重=84.8kg(+0.3)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。