家って30坪以上は無いとねぇ~と思うより、28坪で建てられたらいいじゃん!って思ったほうが楽になる
この家は何坪ですか?
モデルハウス見学や完成見学会にて、多くの方から「この家の建て坪(面積)ってどれくらいですか?」と聞かれます。
家の大きさ=建て坪(1階と2階の合計した床面積)をどれくらいにするか?をみなさん参考にしたいということですね。
そして、
『建て坪が大きければ大きいほど、家が大きいのでゆったりするしいいよね~』
というイメージをみなさん持たれているものです。
なるべく小さい床面積のほうがいい
しかし、実はなるべく小さい面積のほうがいいよね・・・とも言えるんです。
なぜなら
「30坪の家よりも28坪の家のほうがいいじゃん!」
って思えば楽になれると思っているからです。
ここらはその理由を解説していきます。
昔よりもお金がかかるから
一番大きな理由は、最近の家は昔よりもお金がかかるからです。
昔と今の家では「家」と一言で言ってもぜんぜん違います。
性能や構造もはるかにグレードアップしているので使う材料も違うし、キッチンやお風呂だって高性能化しています。
とにかく昔の価格では家は建てられないという理由もあり、今は昔よりは家が小さくなっている傾向があるということが考えられるんですね。
面積が小さな家のメリット
そして他には面積が小さな家にはメリットがたくさんあります。
①建築費用が安く済む
②土地に余裕が出るから、庭が広くとれる(≒無駄に大きすぎる土地を買わなくて済む)
③50坪程度の土地でよくなるので、よい環境の立地を選びやすい
④光熱費が抑えられる
⑤固定資産税が抑えられる
⑥掃除する量が減る
⑦こだわった仕上げ材など材料を使ってカッコよくできる
⑧家が安くなった分でいい家具を買えたり、旅行に行けたり、貯蓄できる
⑨家族の気配を感じられる(悪く言うと音が聞こえやすい)
⑩子供の自立後は家って小さければ小さいほど楽
⑪メンテナンス費用(外壁リフォームなど施工面積が小さいなど)が抑えられる
というように、こんなにもたくさんのメリットがあげられるわけです。
広く感じるように、収納を使いやすいように
メリットがあればデメリットも当然あります。
狭いリビングは嫌だし、収納がアパートみたいに少ないのも嫌だったりするわけです。そりゃそうです!っていう話です。笑
だからこそ、広く感じるようなリビングにするために、視線の抜けとか外と中をつなげるとか、線を細くするとか、高さをそろえたりするとか、細かいところで工夫するといいですし、
収納もあればあっただけ眠る物が多くなるので、とにかく使いやすいように工夫することが大事です。立体的に使いやすくしたり、細かいものを収める収納ができるようになったり。
そして、無駄な空間を無くす(長すぎる廊下や広すぎる玄関などを減らす)ことも、うまく小さくなるコツですね。
ほぼ使わない部屋を無くす
そして部屋数が面積を小さくするのには重要です。
いかにして有効に使える部屋数にするか。
たまにしか使わないゲストルームだったら、ホテルに泊まってもらえばいいんじゃないか?という選択肢もありえるわけです。
ほぼ使わない部屋をいかにして無くせるかも、うまく小さくなるコツですね。
最後に
小さい家をおススメしているブログですが、面積の大きな家をこれまでたくさん建てさせていただいてますし、これからもご要望いただければ大きな家も建てていくことでしょう。
ここで、一番言いたいのは「小さい家=後悔するかも・損をする・世間体が悪い」というイメージを持ってる方は、「小さい家=良いことだ」というくらいに思ってもらいたいということ。
なんせそうするとグッと家づくりの選択肢も広がるし、『楽(らく)』になれますので。
~今日の体重=90.4㎏(+0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。