子ども部屋は4.5帖の最小限にする方が圧倒的に多い理由

子育て世代の家づくり

子育て世代の方が家を建てる時、やっぱり子どもの事を思いめぐらせるものです。

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・子どもの健やかな成長のため

・育児をしやすくするため

・家族仲良く暮らすため

そんなことのために家を建てるわけですからね。

 

子ども部屋は4.5帖の最小限がいい

そんな家づくりですが、子どものためでもあるので、子ども部屋はなるべく広く、そしてなるべく日当たりもよく、環境のいい空間に・・・。

と思われている傾向が昔は少なからずありましたが、今ではそれはほぼありません。

多くの方は「子ども部屋は4.5帖の最小限がいい」と思われているようです。

(最小限というと実は子ども部屋3帖ですが、それくらいのされる方もいらっしゃいます)

それはなぜなのでしょうか?

 

①使い方が年代によって変わるから

使い方が年代によって大きく変わります。

0歳~7歳:普段の生活も寝るのも親と一緒なので、ほぼ使わずに空き部屋となっていることが多いですね。

7歳~10歳:小学校に入るとぼちぼち使われるようになりますが、一人で寝たり勉強したりとまでは使われない傾向です。(ご家庭によりますが)

10歳~18歳:ようやく子ども部屋を子ども部屋としてフルに使うようになります。勉強はリビングでするという子もいるでしょうが、寝たり、片付けしたりと自立にむけた生活空間として使われるはずです。

18歳~:大学に行ったり、就職したりと、そもそも自立して家を出るケースもありえるので、子ども部屋が再度空き部屋、または物置状態になっているというのもよくある話ですよね。

※ちなみに子ども部屋にずっと居続けるひきこもりは社会問題になってますが・・・

ということで、必ずフル活用するというのは10~18歳くらいの約10年ほど。

40~50年暮らすとするならばそのうち10年しかフル活用しないスペースを充実させるのってどうなの?っていう話ですね。

 

②日当たりのいい収納はいらないから

将来収納になることも想定しておきたいわけですが、そうなった時は日当たりのいい収納にはしたくないわけですね。

だから子ども部屋は日当たりのいい大きな窓で・・・という部屋じゃないほうがいいかもっていう話ですね。

 

③こもってほしくないから

今や勉強もリビングでするっていうお子さんも多いですし、そうなると寝るだけの部屋に。

子ども部屋が快適すぎてこもってしまってはちょっとイメージが違うかもしれません。

成人になってから引きこもり・・・というのが一番避けたいところでしょうが、そこへの心配も若干あるかもしれませんしね・・・。

 

④他に回したいスペースが増えているから

家の面積の中で、個室よりも他に回したいスペースが増えてきているからというのもあります。

・LDKはなるべく広くしたい

・ファミリークロークが欲しい

・シューズインクロークが欲しい

・洗面と脱衣は別にしたいし物干しスペースが欲しいなど水回りを広くしたい

・回遊動線にしたい

など間取りのご要望が昔に比べて格段に増えています。

その上で子ども部屋を6帖、主寝室を8帖にしていたら、家が大きくなりすぎて予算オーバー・・・というのがあるある話なんですね~。汗

 

最後に

以上の理由ですが、もちろん当然ですが、あくまでご家族のお考えはそれぞれですので6帖や8帖の広い子ども部屋でもぜんぜん結構です。

しかしこれだけは抑えておいてもらいたのが

「子ども部屋は6帖なければならない!」

と思いこまずに、4.5帖でもいいかも、なんなら3帖でもいいんじゃないだろうか?

子どもはそんなもんだと喜んで使うもんなんじゃないか?

・・・と幅広く捉えてもらったほうが、「楽」になってくると思うんですよね。

子どもにはいいものをあてがってあげることこそ子どものためになるってもんでもないですからね。

 

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~今日の体重=90.4㎏(+0.2)~


篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。