リビングを広く感じさせるためのテクニック
「このリビングは何畳ですか?」
よくインスタグラムで
「このリビングは何畳ですか?」
という質問をいただきますが、「18畳です!」とそのままお答えしますが、「畳数を知ってもあまりためにならないのになぁ~」と複雑な気持ちになります。汗
自分の家を設計する段階で何畳あればいいのか?この画像は広く見えるから何畳なのか?
・・・ということが気になって質問されるのでしょうが、畳数でお伝えしてもそれは平面でしかないので参考程度にしかなりません。
立体的、視覚的なところで広さは変わる
なぜなら、あくまで高さや奥行きなど含めて立体的、なおかつ視覚的なところで「空間」を捉えるからこそ広さがどうなのか?が変わるものなので。
個人差もありますし。
また、コスト増が問題となる家づくりにおいて、とにかくリビングは広くということを追求して20帖⇒22帖⇒24帖・・・というのはコストの問題がつきまといますし、平面的な広さだけを追求してはいけないんです。
実はこのLDKは16帖です。
でもなんとなくけっこう広く感じませんか?
広く感じさせるテクニック
広く感じさせるテクニックがあるので、それをご紹介します。
まずは吹き抜けになっているのが大きいですね。
吹き抜けまでいかなくても天井を高くするだけで広く感じるものです。
あとは全体的に感じる明るい内装・インテリアだと、ダークトーンの内装・インテリアよりも広く感じやすいものです。
それに置いてある家具のサイズ感も大事ですね。ここに巨大なソファ・ローテーブルを置いたりすると狭く感じてしまうかもしれません。
そして抜け感ですね。
特に窓の抜け感。窓の先にカバードポーチや中庭があるっていうのもフローリングとデッキがつながったりするので広く感じさせてくれますね。
最後に上級編?(うちはよくやりますが)は、高さをそろえるなどして線を減らすこと。
特に建具(ドアやサッシ)の高さを天井とあわせるだけで、きれいに広く感じるものです。
最後に
最後に・・・
そもそもですが、インスタで広いと感じた写真は広角レンズで撮ってるから広く見えるだけかもしれません。笑
当然ですが、写真での広さよりも実際の暮らしで感じる広さのほうが重要ですので。笑
~今日の体重=92.0㎏(‐0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。