夫婦で寝室を別にする?

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

 
一昨日、昨日と完成見学会にご来場いただきました方へ、ありがとうございました。いろんな話ができて楽しかったです。
 
さて、「今日は自分たちにあうプランの作り方」についてですが、夫婦の寝室について。
夫婦の寝室の設計。大事ですが、一般的に、というかご要望が無い限りほどんどの方は、「ご夫婦で同じ寝室で寝る」という条件で設計をさせていただいています。(同じベッドで寝るか?どうかは別にして。)
 
ただ、こんなデータがあるようですね。
 

パラマウントベッドが行った「睡眠に関するアンケート調査(2009年)」より。
「年齢を重ねるにつれて、同じベッドでは寝ないし、さらには同じ寝室でも寝ない。」という傾向にあるそうです。
さて、これがいいことなのか?悪いことなのか?一度整理してみましょう。
ある教授はこう言います。
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欧米では、夫婦別寝は離婚の始まりと考えられており、同じ寝室で寝る「同寝」が当たり前とされています。日本の、特に子どもが別居している高齢夫婦での別寝の多さは、世界でも珍しい現象なのです。だから熟年離婚や家庭内別居が増えてきているのではないでしょうか?夫婦にはそれぞれの事情があります。それでも、結婚生活を良好なものにするためには、夫婦で寝室を共にすることが一つの解決策となるかもしれません。
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と、夫婦別寝を否定してますね。
また、ある教授はこう言います。
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夫婦が別の部屋で寝たり、別のベッドで寝たりすると、夫婦仲が良くなります。
 
例えば・・・
 
・夫婦がベッドを共にすると、ベッドの占領や寝相をめぐる喧嘩が起こる
・また互いの動きが気になって、適切な休息をとることができない
・その結果、うつ病や心臓病、さらには脳卒中や呼吸困難のリスクが高まる
・逆に、ベッドを分けたり夫婦別寝にすると、健康と夫婦関係の双方にプラス
・夫婦の諍いも減り、結果として「離婚」も防げる
 
そもそも、夫婦でベッドをともにする習慣は、18世紀の産業革命以降のこと。人々が町に移り住み、居住スペースが狭くなったため、必然的に夫婦で一緒に眠る習慣が定着しただけで、それ以前のビクトリア王朝時代には、夫婦で別々に眠ることは珍しくなかった、むしろ「別寝」こそが自然の流れ、だという。(欧州の例)
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つまりは、夫婦別寝を肯定してますね。
そして、家づくりのプロとしてぼくの意見としては、
夫婦別室で寝るというのは家の面積(大きさ)の都合上そして予算の都合上、なかなか寝室を分けることができないため、やはり寝室は一つにするケースが自然と多くなるかと思います。もちろんご要望としてあれば別の話ですが。
そして、とある30代男性のご意見では、
別の部屋で寝たいはやまやまだけど、嫁にそれを言いだす勇気がない。。。」とのこと。
!!!汗!!!
・・・ご、ご家庭それぞれの住まい方、ぜひとも見つけていきましょう!

篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。