2階建ての家はなぜ鉄骨造、鉄筋コンクリート造じゃなくて木造ばかりなの?

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

 
建築では構造として、木造と鉄骨造と鉄筋コンクリート造、(他にもいろいろあるんですけどここはこの3つにしぼってます!)があることはなんとなく知ってますか?
 
かんた~んに言うと、構造=骨組みなんですが、その骨組みが木でできているか、鉄骨でできているか、鉄筋コンクリートでできているかという色んな種類があるんですね。
 
ちなみに、木と鉄骨はなんとなくわかるでしょうかね?逆に鉄筋コンクリートはどんなものかわからない人も多いかもしれませんね。鉄筋コンクリートは、鉄筋(=鉄の棒)をコンクリートでくるんだものです。※めっちゃかんたんに言ってます。笑
 

こんな感じで。(wikipediaより引用)
 
見た目はコンクリートですが、中に鉄筋が入っているんですね。
 
ぼくは熊谷組というゼネコンで構造設計をしていた経験があるので、ここらへんの話をし出すとブログの文字数オーバーになるくらいなので、ここらへんにしておきます。笑
 
さ、今日の話題は、家(2階建の住宅)を建てようという場合は、この3つの構造のうちどれがいいのか?って話です。
 
構造による違いをいくつかあげていきましょう。
 
①重さの違い
 
【重さ】 = 鉄筋コンクリート造 > 鉄骨造 > 木造 
 
つまり重いと地盤も強くないといけませんし、足元(=基礎)も大きくなります。となると、お金もかかってくるわけです。
 
 
②耐震の違い
 
【耐震】 = 鉄筋コンクリート造 = 鉄骨造 = 木造
 
鉄筋コンクリートのほうが、木造よりも強そう(耐震性が高い)なイメージがあるかもしれませんね。しかし、かんた~んに言うとイコールなんです。
 
なぜらなら・・・地震が起きたときに家にかかる力=地震力というのは、重さに比例しています。重ければ重いほど地震力が大きいというわけです。
 
2階建ての住宅ですと木造は軽いから、十分に耐震性は確保できるんですね。
 
 
③コストの違い
 
【コスト】 = 鉄筋コンクリート造 > 鉄骨造 > 木造
 
①の重さの違いからくることや、材料も違いますし、施工方法も違います。2階建ての戸建住宅ですと、木造が一番安く建てられるんですね。
 
 
つまりこれらの理由で、2階建ての住宅では木造がほとんどなんです。
 
他にも、空間を大きくしやすいのどうだとか、メンテ性とか、見た目とか、窓を大きくしやすいとか、耐火性とか、なんだとかいろいろありますが2階建ての住宅で木造がほとんどなのはこの3つの理由が大きいんですよ。
 
 
 
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!^^
今日の体重=82.9kg(-0.5)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。