家の形がシンプルなボックス型の方がコストダウンになる理由

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

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家の形はシンプルに

最近、形がシンプルなボックス(箱)型の家って多いような気がしませんか?凹凸のないというか、真四角というか。

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昔はもっとデコボコしている家が多かったのに、なぜこういう四角い家が多くなっているのでしょうか?

それはもちろんデザイン上の理由もありますが、もう一つ大きな理由があります。

それは、シンプルな形だとコストダウンになるから。

 

真四角な家とデコボコの家

ではなぜコストダウンになるのでしょうか?

真四角な家(左)と、デコボコの家(右)の平面(上から見たもの)を見比べてみましょう。

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面積はどちらも同じ25㎡ですが、外壁の長さが20mと、24mとなっています。つまり単純に、真四角な家(左)はデコボコの家(右)よりも外壁面積が20%減となります。

例えば100万かかっていた外壁が、20%減の80万円で済むという計算だと、20万円のコストダウンってなわけですね。かんたんにいうと。

つまり外壁面積が少なくなるということがコストダウンになるということなんです。

 

コーナーの仕事が減る

他にもよく見るとデコボコの家だとコーナー(角。専門用語で言うと出隅・入隅)が多くなっていますよね。

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↑これがいわゆるコーナー部分。

これって外壁材料もコーナーの部材があって、その材料費がかかったり、下地を組んだりするので、材料・手間も増えてしまうんです。このコーナー材は値段が高めになりますし。

逆に真四角の家だと減ることにより、大きな面で外壁をバンバンはっていけるのでコストダウンにつながるわけなんですね~。

 

屋根もゆるく片流れで

屋根も勾配がゆるくて、片流れ(片方だけに流れている屋根の形)の方が、コストダウンになります。なぜなら勾配がきつければきついほど、水上の高さが上がり、木材も外壁も増えるので。

それに樋というのは水下で雨水を受けますので、片流れの方が樋は一方向だけで済みますよね。三角屋根(切妻屋根など)だと、樋が2倍に増えてしまいます。

それにもうひとつ樋の話ですが、家の敷地内に垂れ流しにしない場合は、ちゃんと土を掘って道路の側溝に流してあげないといけません。樋の箇所数が増えるということは、その土を掘る仕事も増えるってなわけです。

つまり、屋根も勾配がゆるくて、片流れの方がコストダウンになるってなわけですね。

 

最後に

ということで、形がシンプルなボックス(箱)型の家の方がコストダウンになる理由をいくつかあげてみました。

デザイン的に好き・嫌いもあるでしょうし、このコストダウンを優先しなくても他にもいろんなコストダウンの方法もありますので、シンプルなボックス型をしたほうがいいってわけではありませんので、ご安心くださいね。

好きなデザインで、しかもコストをなるべくかかりにくい設計をしていきましょうね~。

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。