蓄熱式暖房機は電気代が上がると予測される中おススメしにくい
ギックリ腰はましになりましたが動きはスローモーションな福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。
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北陸地方では蓄熱式暖房機が人気
こちらの地方(北陸)あたりだと、蓄熱式暖房機が人気です。
蓄熱式暖房機ってこんなやつです。
↑写真のこれは中くらいの大きさです。
ご存知の方も多いでしょうが、蓄熱式暖房機とはかんたんに説明しますと・・・
「レンガを夜暖めて昼間放熱する仕組みなんです。」
かんたんすぎるとあれなので(笑)一応もう少し説明しますと・・・
中にレンガが入っていましてそれを昼間よりも安い深夜電力で温めます。その温められたレンガが輻射熱を朝~夜までゆっくりと放熱して、ず~~っと暖かい空間を保ってくれているんです。
ほんとに朝からずーっとあたたかくて快適で、しかも電気代もそれほどかからないので、北陸地方のような寒冷地では人気の暖房器具なんです。あめりか屋でもこれまで多く設置させていただいています。
蓄熱式暖房機は消費電力が大!
このように人気の暖房機なわけですが、実は消費電力が大きいというのはご存知ですか?
消費電力が大きい、つまり省エネではないですし、エコでもないんです。
「でも電気代安いのになんで?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
それは、ただ深夜電力料金が安いので電気代がそれほどかかっていないというだけで、深夜に電気を多く使っているから、省エネやエコではないんですね。
熱を蓄えるという発想は省エネっぽいんですけど、電気をたくさんつかうんじゃやっぱり省エネじゃないですからね。
そんな省エネ機器ではない蓄熱式暖房機ですから、この省エネの時代に肩身が狭くなってきているんですね。
電気代が上がると予測するならば・・・
しかも原子力発電所の長期停止、燃料費の高騰、電力自由化などの影響で電気代が上がると予測されがちな今、深夜電力が安いという大前提も崩れてきてしまうかもしれません。
管轄の北陸電力では、来年の8月以降は従来の深夜電力が安いオール電化契約に加入できないことがプレスリリースされました。
このように、深夜電力が安くなくなるのであれば、単純に蓄熱式暖房機の電気代が高くなってしまうわけです。
最後に
電気代が高くなってしまう可能性が出てきた蓄熱式暖房機ですし、省エネ機器でもないということですし、なかなかお客様にメリットだけをお伝えしておススメするのもできなくなってきちゃいました。
デメリットも認識してもらったうえで、採用するかどうかを検討してもらうようにしないといけませんね~。
蓄熱式暖房機を採用しようかどうしようか迷っている方は参考にしてもらったら嬉しいです。
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。