新築して10年で外壁リフォームはしたくないという方へ

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

あめりか屋施工事例←ぜひごらんくださいね☆

 

なるべくメンテナンスしたくない

家って新築の時は夢いっぱいで建てるわけですが、10年後~20年後のメンテナンスはなるべくならしたくないもの。特に外壁のメンテナンス(リフォーム)は、足場代もかかるし結構高価(100万円以上)するケースも多々あります。

ですので、新築するときに「外壁を10年後とかにメンテナンスしたくない」という声をよく聞きます。

 

外壁シーリングの汚れ

ですが痛むところとして外壁のシーリング(コーキング・シールともいいます)はどうしても目立ってしまう部分ですね。

特に白い窯業系サイディングの外壁で、シーリングが排気ガスやススなどで黒く汚れてしまっている場合はまちのあちらこちらでみかけたことありませんか?

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↑あめりか屋の施工現場ではありませんが、隣町のとあるところで見かけました。

 

シーリングをアップにすると・・・

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↑こんな感じで、元々は真っ白だったはずですが、もはやダークグレーになってしまっています。汗

というわけで、このシールの汚れはその建物の立地環境にもよりますが、劣悪なところだと2~3年もたたずにこうなってしまうおそれがあります。

こちらの建物は、おそらく外壁材は汚れを落とす高性能な商品なのでとてもキレイなままなんですけど、シーリングだけがこのようにして汚れてしまうのでは残念ですね・・・。

 

外壁シーリングの劣化

外壁シーリングの汚れはまだ見た目だけなので、我慢できるとしても他に劣化してくるという問題があります。

10年以上経つとシーリングも劣化していきます。

固まってきたり、ひび割れたり・・・ひどいとこんな感じで裂けてきます。

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↑こんな感じでひどくなってきます。

↓詳しくは以前の記事をごらんください↓

外壁シーリングの劣化について

上の記事の中身の詳しいことはともかく・・・

このシーリングの劣化が原因で外壁リフォームをすることになる場合がよくあるわけなんです。そして、足場を組むならじゃあ外壁塗装も一緒にやっておくかい。という話になってきてお金がかかってくるわけです。

でも、なるべくならメンテナンスしたくない・・・ですよね?

ということで、新築する時に、家を建てる時に、こうならないようにするためにはどうしたらいいのか?を考えてみましょう。

 

①シーリングを使わない

そもそもシーリングを使わない外壁を採用するというのが一案です。かんたんですね。笑

窯業系サイディングは日本全国で使われていて、住宅を建てる場合最も多く採用される外壁材ですが、このサイディングの場合にはシーリングがどうしてもつきものです。

ですので、シーリングを使わない(少なくてすむ、というか正確に言うと下地でシーリングを隠してしまう)外壁というのは・・・

・タイル

・塗り壁

・ガルバリウム鋼板

・木羽目板(一部の工法を除く)※木の塗装は劣化しやすいですが

・シーリングレス工法のサイディング

など・・・という感じです。詳しく書き出すとアレ(長くなってしまう)なので、いろいろと対策はあるってことです。

 

②シーリングをいいやつにする

シーリングが汚れやすかったり、劣化しやすい材料だから困っているわけで、これを技術の進歩で改善した商品も出てきています。そのひとつが、超耐久・低汚染のシーリングです。

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↑かんたんに言うと、シーリングの最新のいいやつです。見た目は全く一緒です。(詳しくはコチラ

この製品は30年以上相当ひび割れしない!という優れものです。

ただ、コチラの製品が開発されてから30年実際に経ったわけではなく、あくまで想定実験の結果です。

あと、施工性が少し悪いということで、気温状況など吟味する必要もありますのでそこらへんも注意が必要です。

 

全て価格に反映されてくる

ようするに、外壁材のシーリングの汚れや劣化は、新築するときにちゃんと対策できるんです。

でも、なぜやらないのか?というと、全て価格に反映されてくるからというのが一つ考えられますね。

ただ、理論的に考えると、イニシャルコストをかけても、メンテナンス費用が抑えられるのであれば、10年、20年と長い目で見るとお得になってくるんですけどね。

 

最後に

ん~、でも悩ましいところですよねぇ~。新築時に予算はかけすぎるのはアレですし、かといってメンテナンスはしたくないし。だからと言って家をあまり小さくするのもアレだし、でも予算もあるし、アレも欲しいし、これも欲しいし、かといってメンテナンスはあまりしたくないし・・・。んも~アレですよね~。笑

というわけで、お客様の立場に立って、そこらへんのバランスをあーでもない、こーでもないと考えながら設計しているんです。予算と仕様・グレードのバランスがバッチリうまくいって、お客様と共感できたら、最高に楽しいなって思える瞬間ですね~。

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。