昔は40坪の家もあたりまえでしたが、今や30坪の家があたりまえです

「この家は何坪ですか?」

多くの方から「この家の建て坪(面積)ってどれくらいですか?」と聞かれます。

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自分たちの家の大きさ=建て坪(1階と2階の合計した床面積)をどれくらいにするか?ということを考えたいから、このような質問をされるわけですね。

なんとなく

『建て坪が大きければ大きいほど、家が大きいのでゆったりするしいいよね~』

というイメージをみなさん持たれていることでしょう。

 

昔と今で家の大きさは全く違う

しかし、家の大きさというと昔(10年前)と今では家の大きさは全く違います。

田舎の古い方だと50坪、さらには60坪以上ある家も多いですし、10年くらい前に建てた家でも40坪あってもぜんぜん普通でした。

ただ、今や今や30坪前半がほとんどですし、うちでは30坪未満の家もたくさん建てさせていただいてます。

 

昔よりもお金がかかるから

なぜそうなったかというと、一番大きな理由は、最近の家は昔よりもお金がかかるからじゃないかな~と思われます。

昔と今の家では「家」と一言で言ってもかなり違います。

性能や構造もはるかにグレードアップしているので、かけているお金が違います。

3年前からのウッドショックにはじまる資材価格高騰の影響もかなり大きいですしね。

とにかく昔の価格では家は建てられないという理由もあり、今では昔より家が小さくなっている傾向があるということなんですね~。

 

面積が小さな家のメリット

ただ実はこれってぼくはいいことだな~と思っています。

なぜかというと、建て坪が小さな家にはメリットがたくさんありますので。

①建築費用が安く済む

②土地に余裕が出るから、庭が広くとれる(≒無駄に大きすぎる土地を買わなくて済む)

③50坪程度の土地でよくなるので、よい環境の立地を選びやすい

④光熱費が抑えられる

⑤固定資産税が抑えられる

⑥掃除する量が減る

⑦こだわった仕上げ材など材料を使ってカッコよくできる

⑧家が安くなった分でいい家具を買えたり、旅行に行けたり、貯蓄できる

⑨家族の気配を感じられる(悪く言うと音が聞こえやすい)

⑩子供の自立後は家って小さければ小さいほど楽

⑪メンテナンス費用(外壁リフォームなど施工面積が小さいなど)が抑えられる

というように、こんなにもたくさんのメリットがあげられるわけです。

 

広く感じるように、収納を使いやすいように

でもやっぱり狭いリビングは嫌だし、収納がアパートみたいに少ないのも嫌ですよね~。笑

だから、広く感じるようなリビングにするために、視線の抜けとか外と中をつなげるとか、線を細くするとか、高さをそろえたりするとか、細かいところで工夫するといいですし、

収納もあればあっただけ眠る物が多くなるので、とにかく使いやすいように工夫することが大事です。立体的に使いやすくしたり、細かいものを収める収納ができるようになったり。

そして、無駄な空間を無くす(長すぎる廊下や広すぎる玄関などを減らす)ことも小さくなるコツですね。

 

最後に

小さい家をおススメしているブログですが、もちろんご家庭のそれぞれの状況にあわせればいいことですし、面積の大きな家をこれまでたくさん建てさせていただいてますし、これからもご要望いただければ建てていくことでしょう。

ここで、一番言いたいのは「小さい家=後悔するかも・世間体が悪い」というイメージを持ってる方は、「小さい家=良いことだ」というくらいに思ってもらいたいということ。

そうするとグッと家づくりの選択肢も広がるし、『楽(らく)』になれますからね。

 

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~今日の体重=88.8㎏(-0.0)~


篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。