土地が広ければ広いほどいい家が建つ!と思われている方へ
土地が広ければ広いほどいい家が建つ!?
ぼくはいつもお客さまと一緒に土地を探したり見に行ったりよくしますが、
「土地が広ければ広いほどいい家が建つ!」
と考えてらっしゃる方が多いように感じます。
広い方が設計自由度も増しますし、立派な家が建つでしょう~と思われる方も多いかもしれませんね。
でも、そうとも言えないんですよ。
広さと金額は比例するので・・・
そりゃ大きな土地にゆったりと家を建てるのって、ひとつのステータスだったりしますし「いい」と言えば「いい」ものです。
しかし、どうしても広さと金額は比例します。
坪単価の高いエリアだと土地の価格が予算オーバーというのもよくある話。
土地の価格が高いばっかりに家の予算を削って・・・ということになると、土地は広くて十分だが家は要望を実現できないことが多々あった・・・というのでは良くないですよね。
以下に、広い土地のメリットとデメリットをまとめるので、自分たちはどうするか?を検討してみてください。
広い土地のメリット
・お隣さんの家との離れが大きくなる(日当たりが良くなりやすいですしゆったりしますね)
・設計自由度が高い(どんな間取りにもたいてい対応できるようになりますし、大きな平屋だって可能です)
・庭が広くなる(広々とした庭にすることだってできますし、駐車スペースもとり放題だったりします)
・田舎暮らしに憧れている、バーベキュー好きなどの場合は広ければ広いほうがいい
など。
もちろん広い方が家にとっていいことは多いのは多いですね。
郊外に行けば広い土地も安価で売られていますが、市街地を希望するとどうしても予算の問題がでてきますね・・・。
広い土地のデメリット
・土地代が高くなる(坪単価×面積なので)
・固定資産税が高くなる(200㎡以上の分は固定資産税が割高に)
・外構にお金がかかる(フェンスをするにも砂利を敷くにも)
・外回りの手入れに労力がかかる(雑草もその分たくさんはえますし)
ということがあげられます。
総じてお金がかかるというデメリットが大きいですね。
いい家ができないんじゃないか?という不安
そして広い土地を欲しがる理由の一つとして大きいのが、その土地の広さだと自分たちが思ういい家ができないんじゃないか?という不安というところではないでしょうか。
だから60坪、70坪と求めてしまう傾向があるようです。
その気持ちも分かりますが、55坪の土地でも3LDK+畳の平屋がおさまったこともありますし、平屋だから70坪以上ないといけないというのは勘違いです。
過剰に広い土地を買わなくていいかもしれません。
最後に
ということで「広ければ広いほうがいい」ではなくて、「ちょうどいい広さでいい」というところを狙ってはいかがでしょうか?
土地と家の総合的なご予算を念頭に置いて考えると、土地は適度な広さでいいはずですので~~~。
~今日の体重=88.3㎏(-0.5)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。