住宅ローンは早く返してしたいと思われるでしょうが、実は長く借りた方がいい理由

住宅ローンアドバイザー

どうも住宅ローンアドバイザーのシノハラです。

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今日は住宅ローンいついてお話させていただきますが、みなさん多くの方はこう考えておられるようです。

「住宅ローンはできるだけ早く返済してしまいたい」

と。

そりゃもちろん「借金はなるべく早く返したい」って思いますよね~!ってことです。

でも逆に、なるべく長く借りた方がいいかもよっていう話をします。

 

短く借りたほうが理論上お得になる

とある住宅ローン(全期間固定金利、1.0%、元利均等返済、ボーナス払いなし)で3000万円を借りたとしますが、

その借入期間の長さの違いで比較してみます。(かんたんな計算ですので、イメージでとらえてくださいね)

25年:毎月の支払額113,061円で、総支払額は約33,918,377円

35年:毎月の支払額84,685円で、総支払額は約35,560,000円

です。

総支払額の差は約160万円となりました。

10年短く支払うローンの方(=短く借りたほうが)が理論上お得になるんですね。

 

リスクから考える

ただし生活面から考えると、実は35年ローンにしたほうがいい(=長く借りたほうがいい)ことが多くあるんです。

それはなぜなんでしょうか?

よく言われる理由を2つあげてみます。

 

①月々の支払いが厳しくなる可能性があるから

まずひとつめの理由です。

月々の支払という面で考えると、今は113,061円でもやっていける収入(夫婦合算)かもしれませんし、収入が比較的多いご家庭では全然問題ないかもしれません。

しかし「月11.3万円の支払いならがんばったら何とかいけるから25年ローンで・・・」というギリギリの計画の場合は特に注意が必要です。

お子さんの教育費などお子さんの成長と共に上がっていきますし、奥さまが産休・育休で収入が下がったり、その他不慮の出費などもあったりしますので、リスク回避という面では35年ローンで月々の支払を84,685円に抑えておいた方がいいという一面もあるんです。

 

②繰上げ返済ができるから

もう一つの理由です

ローンは一度組んだら、「毎月の支払いが厳しいからちょっと待ってもらおうとか、途中から期間を長くして毎月の支払を減らしてもらおう・・・」とはかんたんにいきません。

でも逆に、長い期間のローンを繰り上げ返済をして、期間短縮することは比較的かんたんにできるんです。

つまり、安全をみて35年ローンを組んでおいて、よきタイミングで繰り上げ返済をしましょう!という方がおススメというわけなんですね。

※繰り上げ返済をあえてせずに、金利の高いところで資金運用するという高度なテクニックもあるそうです。ま、そこまでの話になるとかなり上級者編ですね。

 

最後に

ということで、「借金はなるべく早く返してしまいたい!」という気持ちはよーくわかりますが、無理して短く借りないほうがいいんじゃないかなぁ~っていう話です。

そんなアドバイスなんかもしてますので、お気軽に家づくり相談会へご参加くださいね~。

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。