子ども部屋を無駄なく使うためのアイデア4選
家の中で使い方が変わるのは?
家の間取りを考える時、「この部屋はどう使おうか」「あのスペースはどう使おうか」と頭を巡らせるものです。
ただいくら考えても、家の中で今と未来では使い方が変わるものと変わらないものがあります。
玄関、お風呂、キッチン、リビングなどは使い方って変わらないことでしょうが、子ども部屋となるとかなり使い方が変わるんですね。
子どもの年代によって使い方が変わる
あくまでイメージですが
0歳~7歳:普段の生活も寝るのも親と一緒なので、ほぼ使わずに空き部屋となっていることが多いですね。
7歳~10歳:小学校に入るとぼちぼち使われるようになりますが、一人で寝たり勉強したりとまでは使われない傾向です。(ご家庭によりますが)
10歳~18歳:ようやく子ども部屋を子ども部屋としてフルに使うようになります。勉強はリビングでするという子もいるでしょうが、寝たり、片付けしたりと自立にむけた生活空間として使われるはずです。
18歳~:大学に行ったり、就職したりと、そもそも自立して家を出るケースもありえるので、子ども部屋が再度空き部屋、または物置状態になっているというのもよくある話ですよね。
※ちなみに子ども部屋にずっと居続けるひきこもりは社会問題になってますが・・・
無駄をなくして効率良く使いたい
という感じで、子ども部屋の使い方は変わるものです。
子ども部屋はできればいい部屋をあてがってやりたい・・・と思うのも親心ってなもんですが、なにかとコストのかかる家づくりですし、無駄をなくして効率良く使いたいですよね~。
そのための4つのアイデアを提案してみます
①北側の小さい部屋でいい
まずは北側の小さい部屋(4.5帖とかなんなら3帖)でいいというアイデア。
・使い方が変わるのでまともには10年くらいしか使わないから
・子ども部屋にこもってほしくないから潤沢な部屋じゃなくていい
・将来収納になった時は日当たりのいい収納にはしたくない
などの理由で、子ども部屋を南側の大きな部屋(6帖以上)という「好条件」にしすぎないということですね。
②大きな1部屋にしておいて、後でわける
続いては、2部屋を大きな1部屋にしておいて後で間仕切り壁を作って2部屋にできるようにしておくというアイデア。
・子どもの成長にあわせて最適なスペースを作りやすい。
・子どもが小さい頃は家族みんなでこの大きな部屋で寝ることもできる。
などの理由で、可変性を持たせるということもひとつのアイデアなんです。
③1階に配置する
子ども部屋は当たり前のように2階にあるもの・・・というイメージもありますが、あえて1階に配置することで
・リビングで広げがちなおもちゃを片付けしやすい
・親子のコミュニケーションが取りやすい
・将来は夫婦(年配になった時)の部屋として使えると階段上り下りしなくていいから楽
という意味合いでわざと1階に子ども部屋を配置するというアイデアが3つめです。
④「子ども部屋」という呼び名をやめる
最後に「子ども部屋」という名前をつけないということです。
これは物理的なことよりも考え方なんですが、個室AとかROOM Aとかそんな名前の部屋にすることをおススメしています。
理由としては、その時の状況にあわせてその部屋を誰が使ってもいいから。
子ども部屋と使う人を子どもに限定する必要はなく、フレキシブルに使っていくことが効率良く使うために必要な考え方になりますからね〜。
最後に
以上4つのアイデアをあげてみました。
ただし、これらが正解!というわけでもありません。
あくまでアイデアですので、いいな!と思ったものは採用してもらえたらな~と思います。
ご家庭それぞれの考え方、年齢、育ってきた環境なども相まっていろんな選択肢がありますので、ぜひご相談してくださいね~。
~今日の体重=90.4㎏(+0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。