子ども部屋をリビング横に配置することによるメリットとは?
子ども部屋は2階に配置することが多い
2階建ての家だと、子ども部屋は2階に配置することが多いですよね
うちの設計でも2階建ての場合は、多くの場合では子ども部屋を2階に設けます。
しかし、1階に、しかもLDKの横に子ども部屋を設けるという選択肢もあってもいいと思っています。
なぜならばそこにはメリットがたくさんあるからなんですね。
①リビングが散らかりにくい
リビングに散乱する物のほとんどは、子どもたちの物だったりします。
2階に子供部屋をつくった場合、子どもたちは自分の部屋に荷物を持って行かないため、リビングに散乱しやすくなりますよね。
その点、子ども部屋がリビングの横にあれば自分の部屋に持って行きやすくなります。
結果、リビングはスッキリとなり散らかりにくいんです。
↑1階リビングの横に子ども部屋を持ってきた実例
②子どものモノをいちいち片付ける必要がない
①の延長線上の話ですが、子ども部屋の中が散らかっていても片付ける必要がリビングよりも少ないということ。
リビングならその都度片付けをし続けないといけませんが、それが子ども部屋であるならばある程度であれば都度片付ける必要はないかもしれません。
つまり、子ども部屋が1階のリビングの横にあることで、そこは子どもたちが小さいうちは子どものための収納となり、また子どもたちだけのリビングとして使える空間になもなるわけです。
③客間としても使える
親御さんがいつでも泊まれるように、和室をつくりたいという方がいらっしゃいます。
親御さんへのご配慮としては素晴らしいと思いますが、その和室をつくるために1部屋200~300万円くらいのお金がかかるものです。
でも逆に1階に子ども部屋があればそこで親御さんに寝てもらえばいいし、そのためだけに和室をつくる必要はないですよね?!
そもそも親御さんが泊まりに来る時期というのは、得てして子ども部屋をフルに使っていない幼い時期がほとんどだったりしますしね。
④老後は寝室として使える
2階にたくさん部屋をつくっても、将来、そのほとんどを持て余すようになります。
住む人数が減るし、高齢になると階段の上り下りもしんどいからです。
1階に子ども部屋をつくれば、その部屋を将来自分たちの寝室として使えますしね。
2部屋を1部屋にした子ども部屋9畳を、成長にあわせて間仕切りをして2部屋にして、さらにその後子どもたちが自立すれば間仕切りを外して1部屋の広い寝室にするという選択肢もうまれますので。
1階に配置するデメリット
ただ、メリットがあるということは逆にデメリットもあります。
・本来1階に配置したかった主寝室、ファミリークローゼット、物干し室、収納などが2階に配置しないいけない可能性もある
・1階の面積が増えてコストアップ傾向になるかもしれない
・リビングと子ども部屋との間では音が聞こえやすい
他にも細かくはあるでしょうが、こんなところですかねぇ・・・。
最後に
いかがでしたでしょうか!?
多くの方が最大人数を中心に考え間取りを考えることになるため、面積もコストも大きくなってしまいます。
しかし将来は夫婦2人だけになる可能性が高いため、実際はそれも視野に入れつつ間取を考えるようにするのも重要なんですね~~。
~今日の体重=90.4㎏(+0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。