ガルバが外壁の家は軒をわざと無くしている3つの理由

ガルバの外壁

ガルバリウム鋼板ってご存知ですか?

家を建てることを意識しだしたらチラホラ聞く単語かもしれませんが、普段は全く聞かないですよね~。

ガルバリウム 鋼板とは、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板の名称で、昔のトタン板なんかよりもかなり耐久性の高い鋼板でして、一般的な建材としてかなり普及しています。

そしてモダンな印象のおうちに似合う外壁・屋根材としても人気ですね。

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↑うちでも人気です。

 

軒が出ていないデザインが多い

上記のおうちもそうですが、ガルバの家には軒が出ていないデザインが多いんです。

ちなみに、「軒(のき)」というのは屋根が外壁とりも外に出ている庇のような部分をさします。

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↑この赤で囲ったところを軒といいます。

その軒が無いデザインのものが多いんです。ガルバの家って。

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このように軒を出さないはなぜなのでしょうか?理由を3つあげます。

 

理由①塩分・酸が残らないように雨で流したいから

ガルバリウム鋼板というのは、水に強いので水では錆びにくいのですが、逆に水のかからないところが錆びやすかったりします。

つまり雨が常にあたる屋根は錆びにくいんです。

え?それって逆なんじゃ?と思ったりするかもしれませんが、そこには「塩分・酸の影響」があるからと言われています。

塩分・酸を含んだ雨が降ったり、海から近くて(1~2キロくらい離れていても影響がある場合あり)潮風が飛んで来たり、さらには道路にまく凍結防止材(敦賀のような寒冷地では冬場は道路に凍結防止で塩をまくんです)が、それが外壁に付いてしまうことがあります。

すると、水分が乾いて塩分や酸だけ残り雨で洗い流されないところは、残った成分が悪さをして錆が出てしまうケースがあるっていうわけなんです。

だから雨で流れるように軒を出さないんですね。

※メンテナンスとしてはホースの水で洗い流すことをおススメしています。

 

理由②デザインがカッコよくなるから

これは感覚的なところでもありますが、軒を出さないデザインにするとカッコよくなる場合が多いです。

鋼板とシンプルなデザインはマッチしやすく、シンプルなデザインとなると装飾が少ないほう(軒が無いほう)が似合うことが多いんですよね~。

(ちょっと和モダンデザインにするために、敢えて軒を出す場合もありますが)

 

理由③コストダウンになるから

軒にも費用がかかっています。

軒を無くすことで屋根の面積が下がりますので。

うまくコストダウンする秘訣でもあったりしますね~。

 

最後に

なるほど~~~という声が聞こえたような聞こえなかったような気がしますが、そんな感じです。笑

ですので、ガルバの外壁にしたい場合は軒の無いデザインがおススメですので、防水的な処理をちゃんとした上で採用いただければなと思います。

よろしくどうぞ~~~。

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。