「平屋は高い！」は勘違い？憧れの平屋を実現する方法
平屋はいいよなぁ～うんうん
「平屋はいいなぁ～うんうん。」っていうイメージを持つ方は多くいらっしゃいます。
うちでは平屋のお家を建てることが多いですし、かなり人気があります。
平屋が人気の理由
人気の理由としては・・・
・上下の階段移動がない
まずは上下の階段移動がないことですね。平屋ですから当然階段の上り下りがないのがメリットです。
これは年齢を重ねてきたらなおさらいいですよね。寝室で２階に上がることも、トイレで１階におりることもしなくていいわけですから。
・メンテナンスがやりやすい
外壁のメンテナンスはいつかはしなければなりません。でも２階が無い分、高い部分が減りるので足場が低く済むというメリットもあるわけです。屋根にも上りやすいといえば上りやすいですし。
・重心が低くなるので見た目がいい
見た目の話ですが、平屋は立面的にみると横長になるのでどっしりとしたイメージになって、カッコ良くしやすいというメリットもあります。うまくそこをいかしたデザインにしたいところですね。
でも平屋って高くつくんでしょ？
みなさん平屋はいいよなぁ～うんうんってなる可能性あるのですが、「平屋は値段が高い」というイメージもお持ちではないでしょうか？
「平屋はいいけど、値段が高いんでしょ？」
と言われるのがほとんどです。
たしかに坪単価は高くなりますが
まず、家の価格の指標の1つに「坪単価」というものがあります。価格÷面積というひとつの指標ですね。
この坪単価で、家の価格が高い・安いを決めてしまうのであれば「平屋＝高い」という結論に至ってしまいます。
たとえ同じ材料を使ったとしても、2階建てと平屋では坪単価で10万円ほど差が生じてしまったりもしますので。（だいたいの話ですが）
平屋は坪単価が構造上どうしても高くなりやすいのですが、実は家の総額としては絶対に高くなるというわけではありません。
でも家の総額は高くならない
総額が高くならない理由としては
①廊下を減らすことができれば約2～3坪減る。
②2階へとつながる階段がいらないのでこれも約2坪減る。
③2階がなくなればトイレが1箇所でよくなるので0.5坪減る（設備代金も減る）。
という理論をうまく活用すれば、床面積が同じ間取りでも約5坪減ることができます。
つまり33坪2階建ての家が、28坪の平屋で建てられるという解釈になるわけですね。
2階建てと同じ値段で平屋を建てられる
例えばの超概算の計算ですが・・・
33坪で坪60万円＝1980万円の2階建ての家が、平屋で坪単価が10万円上がったとして、28坪で坪70万円＝1960万円となるわけです。
部屋数や収納量などは変わらずに同じ値段で2階建てと平屋を建てられるという計算になりますね〜。
最後に
どうですか？坪単価は高いけど平屋の家と2階建ての家の総額はほぼ変わらないという結果に導くこともできるんです。
ただしそうするためには、廊下や無駄なスペースを無くして全体的にコンパクトに建てることが絶対条件となりますので、うまく間取りしましょうね。
～今日の体重＝92.0㎏(‐0.2)～
篠原秀和（シノハラヒデカズ）ニックネームはシノハラ（カタカナで。笑）
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS（Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok）では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。
