日当たりのいい家にしたいなら南面の窓にこだわりすぎない方がいい
日当たりは当然方角で変わる
みなさん日当たりのいい家にしたい!ということをおっしゃいますが、日当たりを考えたときは方角が大事です。
なんせ東西南北でぜんぜん日の当たり方が違いますからね。
初めていく土地では、スマホアプリの「コンパス」を使って、方位をチェックします。
方位による日当たりの違い
方位による日当たりの違いをかんたんにまとめてみます。
①南面:日当たりは最も条件がよい(夏に涼しくて冬は暖かい)
②東面:午前は日が当たる(朝日がさしこむ)
③西面:午後は日が当たる(夏の西日はきつい)
④北面:直射日光は入らない
といった感じ。
方角による窓の付け方
ですので窓はなるべく南面につけたい、そして次に東面ですね、その次は西面と北面かなぁ~あ、なるべく西面には西日の問題でつけたくないかも・・・といった優先順位で窓をつけたいかなぁ~というイメージをお持ちかもしれません。
しかし、もちろんですが南面の窓をつけるのは数が限定されます。全部南面の窓をつけるというわけにはいかないですし。
ですので、バランスよく方角の窓を付けたほうがいいんですね。
部屋による考え方の違い
そして全部の部屋を日当たりよくしたいということも極論ですし、実はそうでもないんです。
部屋によって求める日当たりは違うので。
リビングはやっぱり日当たりがよくしたいでしょうが、トイレ・お風呂には日当たりは求めないでしょうし、なんなら物置部屋(納戸)なんかは日があまり入ってこないほうが収納されるものの保存状態的にはいいわけです。
ですので、どの部屋を優先して日当たりをよくするのか?ということを考えるのが大事なんですね~。
南面にこだわらないこと
そして日当たりは南面が一番条件がいいとお伝えしましたが、南面にこだわりすぎないことも大事です。
南向きに大きな窓をつけたけど南面が道路に面していて人の視線が気になるから常にカーテンを閉めている・・・というのではせっかく南面の窓をつけた効果が少ないかもしれません。(ダメっていうわけじゃないですけどね)
南側は隣の家と近接していて、実は南面よりも東面に大きな窓をつけたほうが明るくて開放的だ・・・という場合もあります。
↑この旅館関係みたいに景色のいい窓をつけるという考え方もありますからね。
自然の摂理による日当たりの条件がいいのは南面で、敷地の条件や家のかたちなどもろもろ考慮されていくと南面の窓にあまりこだわりすぎなくてもいいかもしれませんね~。
そもそも窓の大きさで明るさが変わる
そもそもですが窓の大きさで部屋の明るさは変わります。
北面の窓でも大きくしたら結構明るいですしね。(南面の窓でも小さくしたら明るさは少なくなりますし)
この大きな窓は北面です。(カバードポーチがあります。)
デザイン・使い方・プライバシーなどいろいろと考えて北面に大きな窓を持ってくることだってぜんぜんアリなんです。
最後に
ということで、東西南北の方角による日当たりの違いと窓の考え方について書いてきましたが、要するにあまり方角にこだわりすぎなくてもいいということ。
もちろん原則を踏まえたうえで、よりよい設計をしていきたいもんですね~というお話でした。
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。