プラン(平面図)を書いてもらったら動線をチェックしよう
動線をチェックしよう
家を建てるにあたり、プラン(図面)を書いてもらったら間取りをいろいろチェックするかと思います。
部屋数、キッチンの配置、リビングの大きさ、和室はいるか?など。大きなくくりでいうとそんなとこらへんはチェックして、自分たちの要望にマッチしてくるのかどうか?はその図面を見ながら確認していくもんです。
ただ、動線もチェックしてますか?
動線の良し悪しが間取りの良し悪しにかなりかかわってくるので、平面図からイメージしてみることからはじめましょう。
平面図は家の間取りが俯瞰で見えるので、実は動線はイメージしやすいんです。
さて、どんな動線をチェックしていくといいのでしょうか?
いろんな場面があるのでそれぞれイメージして見てみましょうね。
①時間帯(朝・昼・夜)の動線
時間帯(朝・昼・夜)が変わると家族の動きも変わってきます。
朝の家を出て行くときの動線はどうでしょうか?廊下ですれ違いがあって大渋滞しない?
昼間の家事動線として、洗濯・物干しの動線は?買い物から帰ってきたらどう?
夜の動線はスムーズでしょうか?夜のお風呂に入るときの動線は?洋服の片付けとかは?
など。
②来客の動線
家族の動線以外に、来客の動線もイメージしましょう。
来客がトイレに行くときどこをどう通りますか?子どもの友達が遊びに来たら2階の子ども部屋に行くのにどこをどう通りますか?など。
③10年後、40年後の動線
家というのは今だけじゃなくて、未来も住み続けることになります。その来たるときもイメージしてみるっていうのもいいですね。
10年後子どもが大きくなったらどうなのか?40年後自分たちがどう動くと快適なのか?など。
④家事動線
最近よく言われる家事動線はどうでしょうか?
洗濯の洗って、干して、たたんで、しまうという動線はどうですか?料理の買い物袋を置いて、料理して、配膳して、片付けしてという動線は?など。
⑤動線のスムースさ
これは専門家である住宅会やがチェックすべきですが、ドアの開け閉めで動線がスムースになる・ならないというのが変わります。ドアの開き勝手も念のためチェックしましょう。
動線のメリット・デメリット
動線をイメージすることをお伝えしましたが、その動線一つひとつも捉え方によってはメリットにもなり、デメリットにもなります。
たとえば、リビングを通ってから階段に行く間取りにすると、子どもとコミュニケーションをとりやすくなると言われたりしますが、逆にリビングでくつろいでいるときに子どもの友だちがたくさん通るので嫌だということにもなります。
はたまた収納に出入り口を2箇所設けて通り抜けできるようにして動線がよくなったという反面、その分動線のところの収納量が減ってしまったということにもなります。
そして動線というのはあれもこれも動けるよう、それもどれも重ならないように・・・とやっていくと、どんどん家が大きくなります。汗
最後に
さきほど書いたようにメリット・デメリットもそれぞれあるので、その動線が自分たちにとって「いいか」・「悪いか」ですし、たとえ悪いとしてもそれを許容できるかどうか?が大事です。
それを決めるためにはイメージすることが大事ですし、そしてそれをご夫婦で相談することでものごとが進みます。
そんなご夫婦の話し合いの結果、いろいろと住宅会社さんに相談してよりよい家づくりにしてきましょうね。
そういうやりとりの一つひとつがいい家をつくるためには必要なことですからね~。
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。