公共工事労務単価引き上げのニュースから分かる建設会社の気持ち
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。
今日はいつもとちょっと違う社会派な一面をお見せしたいと思います。笑
先月末(2014年1月末)、こんなニュースがありました。
この意味は、
「公共工事は発注者(国や県や市など)が予算を取っている(≒いくらかかるか想定して発注している)んですけど、その予算の計算をするための職人の一人当たりの一日の給料を平均して7.1%ほど引き上げた」
っていうことです。
もっと簡単に言うと、
「職人さんの給料を今までよりも7.1%あげた価格で、予算取りをすることにした」
ということです。
それはなぜか?
なぜそんなことをしなきゃいけないのか?
「国の発注であれば、税金を使うわけだし、安ければ安いほどいいじゃん!どうせ土建屋なんて儲けてるんでしょ!?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。汗
長くデフレ不況の時代が続いていて、この建設業においてもモロにその影響を受けて労務単価が下がる一方、技術者の成り手が減り賃金が上昇しています。そしてさらに震災やアベノミクス、消費税増税の影響もあり、建設工事の需要が増していることもあり、材料単価もあがり、コストが上昇する流れにあります。
そこで、公共工事をいままでどおりの予算で発注しても、その予算内で受注した建設会社は儲けるばかりか、赤字になっちゃう!!という案件がいくつも発生してしまっているんですね。
そうなると赤字になる入札には建設会社は応札をしない、つまり公共工事が執行されないんですね。建設会社も営利企業ですからそらそうですよね。
これが公共工事が不調になるという現象なんです。
最近はその不調になる件数が増えてきたわけなんです。
そうなると、発注者も困りますよね。
だから、そうならないように=公共工事の予算を確保するために、労務単価を引き上げた・・・ということなんですね。(簡単にいうと。)
そんなこんなで・・・
なかなか辛い立場の建設会社。
「どうぜ土建屋なんて儲けてるんでしょ?」だなんて言われると切なくなるので、ちょっとは優しくしてあげてくださいね。笑
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!^^
~今日の体重=97.9kg(-0.6)~
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。