外壁の材料の違い04(サイディング編~目地の救世主~)
こんなケーキみたいなオシャンティなおかず(ポテトのなにか)を食べた福井県敦賀市の建築会社あめりか屋篠原秀和(23_submarine)です。(カメレオン食堂さん、なにを食べたか全く把握してなくてごめんなさい笑)
連続してお送りしています外壁の材料の違い(サイディング編)のお話。昨日書いたサイディングの一番の弱点(?)である目地に、なんと救世主がいるんです!というお話を今日はしますね。
一つ目の救世主は高耐久シールです。
シールって劣化があるので10年ほどで打ち替えが必要になるケースがあるということを話したとおりですが、普通よりも高耐久なシールがあるというのです。
一番いいものになると、促進対候性実験では30年~40年ほど経っても割れたり裂けたりしないという結果が出ているそうです。しかも汚れにくいとのこと。
(※あくまでこれは実験結果でして。そもそもは15年ほど前に発売開始された商品のため、実際に30~40年の実績というものは無いんですけど、15年前に施工したものは今でもそこそこいい状態だそうです。うちでは施工実績無いので分かりません…。)
ただ、この高耐久シールは、やっぱり価格が高いんですね。メンテ費用がかからないのはいいんですが、初期投資はそれなりにかかるというわけです。使用量は全体の7%未満程度だそうです。
もう1つの救世主は、シーリングレス工法です。(ここではなにかと落ち目な四方合いじゃくりでなく、旭トステムが発売している三方合いじゃくり(ガーディナル)を紹介してみましょう!)
こんな感じで
目地の隙間がほとんど無いんですね。
てか、こんな感じとか言われても、ぜんぜんわかんね~し!!
というツッコミが聞こえてきそうなので、かんた~~んに説明しますが、
シールを打たなくてもいいように、板と板を突き合わせていて、結果的に目地がほぼ0mmにしているんですね。板の下地で雨水の侵入対策をしているので、かんた~んに言うとつまりはシールがいらないんです。
しかも、サッシまわりはこんな感じで
アルミでカバーされている下にシールはしてあるんですが、劣化は気にしなくて良さそうなんです。
てか、こんな感じとか言われても、ぜんぜんわかんね~し!!
というツッコミが聞こえてきそうなので、かんた~~んに説明しますが、
サッシまわりもシールの劣化を気にしなくていいわけです。
つまりシーリングレス工法はシールを打たなくていいので、目地の弱点を無くす救世主になるわけです。
しかもしかも!見た目も目地が目立たないのでかっこいい!!というお話になることも。
しかし…世の中そんなにバラ色というわけではありませんねぇ。イイこともあれば悪いこともあるわけです。
このシーリングレス工法。シーリングレスと言いながらも、バルコニーや下屋まわりなど細かいところで、ど~してもシールをしなきゃいけないところも出てくるようです。シーリングレス工法というよりももはや、ほぼシーリングレス工法に呼び名を変えます。勝手に。笑
あと、これって普通のサイディングよりも施工性が少々悪いので、手間がかかります。職人さんもよく知ってる人でないとうまくいかないケースもあるそうです。
そして、やっぱり価格が高いんですね!!笑
※うちではまだ施工実績ありません。汗
そんな救世主のお二方(目地カバーのようなものもありますが、最近あまり使われないので省略しました)でしたが、本来はこのように、イニシャルコストをかけてでもメンテナンスコストを抑えるというのがベターではありますよね。
しかし、たいてい総額のご予算は限られていますし、家の面積も、意匠的なことも、キッチンなど水回りも妥協したくないなどとなってきますと、なかなか採用されないということになるわけですね。
でも、こんなやり方もあるんだ!って知っておいてもらった方がいいこともあるかと思いまして、ご紹介させていただきました。(知らぬが仏という言葉もありますが、そっちの場合はごめんなさい。。。予算によりけりだと思いますので…。)
みなさまの家づくりのお役立ちになることを願って。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!!(^^)
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株式会社あめりか屋(木造住宅の新築・リフォーム、店舗・事務所の新築・リフォーム)
福井県敦賀市長沢13-13-1
3代目一級建築士
失敗しない家づくりのアドバイザー
篠原 秀和(しのはら ひでかず)
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。