川の増水による氾濫の被害が多い可能性がある土地の見分け方
こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。
☆あめりか屋施工事例←ぜひごらんください☆
急な強い雨・豪雨が降ることが増えた
ここ数年特に、地球温暖化の影響なのかなんなのか、夏場は特に急な強い雨・豪雨が降ることが増えましたね。一昔前では熱帯地方の話だったスコールも、今やこの日本でも発生しているようなイメージです。台風も多いですしね。
↑小さいビニール傘だと体がはみ出るよね。
ということもあり、急な強い雨・豪雨による川の増水で、河川氾濫の恐れが増えてきているのではないか?と心配されることが多くなってきました。
川の近くの土地が嫌だ?
そんなこともあり、土地を探している方とお話ししていると、
「洪水がこわいし、川の近くは嫌だ・・・」
というご意見をたまに聞いたりもします。
でも、価格も、環境も、広さも問題ないけど、ただ川の近くというだけでダメになるのもアレかもしれません。
そんなとき、川=洪水と一概に言うのではなく、ある一定の見分け方があれば安心しませんか?
その見分け方を2つご紹介してみますね。
ハザードマップから見分ける
各市町にもよりますが、一般的には行政がハザードマップを作ってくれています。
敦賀市でももちろんあります。
↑敦賀市のホームページからデータをダウンロードできます。
このハザードマップを見れば、浸水した場合に想定される水深が書かれていて、なんとなくは分かります。(なんとなくですけど汗)
ただ悲しいことにこのホームページからダウンロードしても、データが粗いのでかなり見にくいんです。ちゃんとしっかり見たい方は市役所で本紙をもらってもらったほうがいいですね。
↑本紙はちゃんと見えます。(あたりまえか…笑)
ただこのマップを見ると分かりますが、かなり広範囲で浸水が予想されています。ですので、浸水のエリアを避けていたらかなりのエリアがNGになってしまいます。汗
しかもこれは笙の川水系なので、井の口川は含まれていません・・・。(←えーーーーー・・・)
なので、そこらへんは参考マップってことで。あくまで災害時避難のためのマップで、土地選びのためのマップではないですから・・・。
堤防のつくりから見分ける
敦賀市内の話だとよく言われるのが笙の川の氾濫。特にとかそこらへんは、土地の高さが川底に比べ低いこともあり一旦堤防が決壊してしまい水が流れてきてしまうと大きな被害があるのでは?と心配される地域です。
※引用:http://www.hyogo-c.ed.jp/~kikaku-bo/kouzui/04-hukyuu.pdf
いわゆるこのような堤防のつくりになっているんですね。これは「築堤構造」というらしく、河川氾濫がおきると大きな被害が予想されるそうです。水があふれた場合長時間浸水が続きますので。
もう一つの堤防のつくりとして下のような「堀込構造」もあるそうです。
※引用:http://www.hyogo-c.ed.jp/~kikaku-bo/kouzui/04-hukyuu.pdf
この場合は築堤構造に比べ、被害は少ないと言われていて、川の水位が低くなれば浸水も比較的早くひきます。
・・・
ということで、あなたの選ぼうとしている土地の近くにある堤防のかたちはどちらでしょうか?そこも判断材料にしてもいいかもしれませんね。
過度に心配しすぎない方がいいと思うけど
ただし、これらの見分け方は参考にすぎないです。
川の氾濫はどうなるか?というのは誰も予測できません。先の東日本大震災も予測していないことばかりでしたし。
逆に、心配だと言われている堤防も今までよりも高く・強く作りかえれば洪水の心配も減るでしょうし。
ですので、ぼくとしては心配してもしきれないのでは?と思うわけですが、こればっかりはお住まいになる方の気持ちが一番大事です。
過度に心配しすぎることなく、気持ちの納得がいくように土地を選んでほしいですね~。
【あわせてこんな記事もおススメ】
blog⇒敦賀市の工務店で注文住宅の新築・リフォームするならあめりか屋篠原秀和のブログ
~今日の体重=83.9kg(-0.6)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。