間取りは足し算するよりも引き算したほうがうまくまとまる
注文住宅の間取りについて
注文住宅の間取りはというのは基本自由です。(規格住宅をのぞき)
敷地と予算の限界の中ではありますが、自分たちの好きな間取りにできることが注文住宅の魅力のひとつです。
ただ欲しいものが増えてしまうと、どうしても家が大きくなってしまったり予算オーバーになったりしがち。
またプランもゴチャゴチャになってしまい結局無駄が増えるとかになったりしがち。
引き算をするとうまくいく
そんな時こそ、「自分の家に無くてもいいのも実はあるかも?」と考えて、欲しいと思っていたものを思い切ってやめるというのも予算内におさめるコツだったりします。
これをぼくは引き算の設計と言います。
(ぼくしか言ってないかもしれませんが。笑)
引き算の設計の例
引き算の設計の例として・・・
「和室があると誰か泊まりにきたとき便利だよね。
でも、よく考えたら友だちが泊まることって少ないよなぁ~。
てかみんな家に帰るか・・・。
あ、でも、遠方の友人や親族が泊まりに来るってこともあるよね。
いや、その人たちはもしかしたらホテルに泊まるほうが気楽だったりするかもしれない。
実はお互いにとってそのほうがいいよなぁ・・・。」
というように。
それって引き算できないか?
それって引き算できないか?を一度検討してみるとさらには・・・
・お客さんが泊まってもらえる和室を作らずに、宿代を出してでもホテルに泊まってもらう=-200万円
・家の中にタイヤなど外で使うものを収納する部屋をつくらずに、プレハブ系の外物置を置けばいいんじゃないか=-100万円
・豪華で大きなユニットバスじゃなくて普通のユニットバスにして、スーパー銭湯とか温泉にたまに行ったほうが豊かに暮らせたりするじゃないか=-50万円
・書斎はもしかしたらカフェで代用したほが快適に過ごせるんじゃないか=-50万円
・ホームシアターよりも映画館に見に行ったほうが満足できるんじゃないか=-30万円
などなど。
(金額はあくまで参考ですが)
これらの引き算をどう解釈するか?はまさにお客さまそれぞれの価値観や捉え方ですけど、一度考えてみることをおススメしています!
最後に
ただ、どうしても代用できないスペースだったり機能だったりもありますので、そこはぜひ優先してもらいたいので諦めないでくださいね。
実現したいことを実現して満足いく家づくりをするために、引き算できるところは思い切って引き算していくと、うまくいきやすいですよ~~~。
~今日の体重=92.0㎏(‐0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。