固定金利と変動金利ってどっちが得なの?
固定金利か変動金利か
住宅ローンと一言でいってもかなりの種類があります。
どの金融機関で借りる?何年で借りる?いくら借りる?ということがまずは浮かぶかと思いますが、それと同じくらい大事な違いになってくるのが・・・
固定金利か、変動金利か?
どっちにしますか?という選択肢。
軽め・ふつう・濃いめのどれにする?
という選択肢とはわけが違いますね!!!笑
どっちが得なの?
まずやっぱりふと考えるのが、「どちらが得をするの?」ですよね~。
しかし結論を先に言いますと、残念ながら、固定金利と変動金利のどっちが得する?つまり総支払いがどっちのほうが少ないか?というのはどこをどう考えても分からないことなんです。
なぜなら、変動金利の総支払い額を35年も予測することは不可能だから。
フラット35などの35年全期間固定金利は、借りた時点の金利が全期間に渡って金利は変わりません。ですので、借りた時点で全期間の支払総額を想定することができます。
しかし変動金利はその時期の市場金利にあわせて金利が上下するので、借りた時点では全期間の総支払を想定することができない・・・ってなわけなんです。
金利の予測はあくまで予測にすぎない
ただ専門家の方は「今後の金利はどうなっていくだろう」という予測を立てることもあります。
・今は金利の底だし世界情勢をかんがみても上がっていくことは間違いない
・まだ金利が低いまま数年は推移していくであろう
というような逆の意見がいろいろあったりなかったりします。
それも結局は全て予測にすぎませんし、やっぱり分かりません。
新型コロナウイルスが来るからどうだって3年前に予測していた人がほとんどいなかったように。
予測で返済プランの比較はできる
ただ、金利が上がる(自分にとって不利益)場合を予測して、一旦シュミレーションすることはできます。
これは金融機関でかんたんに算出してくれますし、簡易計算なら返済プランの比較(住宅保証機構㈱)で自分でもできちゃいます。
3500万円借り入れの変動金利で、最初の5年は0.8%、そこから10年は1.8%、さらにそこから残りは2.8%。
3500万円借り入れの固定金利で、35年間一律で1.8%。(フラット35Sの話を入れるとややこしいので、ここは簡略化して単純に35年固定金利)
この2つの商品をかんたんに入力して比較してみると、結果としては変動金利のほうが、固定金利よりも70万円ほど多く払うことになりました。
ただしこれもあくまで予測にすぎません。笑
金利を気にするなら変動金利、気にしたくないなら固定金利
ここでぼくが思う固定か変動かを選ぶには、住宅ローンを借りた後も、金利の動きをそれなりに気にすることができるかどうか?を参考にしてはどうでしょうか?
金利の動きや支払い状況にあわせた対策を、金融機関と相談しながらしていってもいいっていうのであれば、変動金利。
そんな対策はめんどうで今の支払いが少々高くても、将来に向けてとにかく安心したいというのであれば、固定金利。
超低金利時代と言われてる今だからこそ、そんな選び方でもいいかもしれませんね。
(しかし、これもどっちが正解か?とかは言えないという。笑)
最後に
要するにどちらが正解か分からないからこそ、得か損かで選ぶもんじゃないよねっていうことなんです。
そして、人生の大きな決断も日ごろの小さな決断も得か損かで選ぶもんじゃないとぼくは思います。
自分の選んだもの・ことが自分にとって正解になるようにするだけのことなので。
人生とは。
(って最後アツーーーーーーーー!!!!笑)
~今日の体重=92.0㎏(‐0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。