親が泊まりに来るから客間をつくるのはあまりおススメしていないその理由

「客間が欲しい」

間取りの設計時点で、最近はかなり減ってきましたがたまにこんなご要望をいただくことがあります。

「親が泊まりにくるだろうから客間として使える和室が欲しい」

と。

親が聞いたら涙を流して喜ぶ?んじゃないかというくらいの親御さん思いで素晴らしいなという話なんですが、これが予算オーバーの理由になることも多いので実はあまりおススメできないんですよね。

それよりも客間を何かで代用できないか?を一度考えてみることをおススメしています。

 

子ども部屋で代用する

まず親が泊まりにくる時期として一番多いのが、子どもがまだ小さい頃だけだったりします。

子どもが中学生や高校生になったときよりも、まだ幼い時期のほうが孫に会いに来るというイメージですね。笑

その時期は子ども部屋が子ども部屋としてまだ使われていない時期とちょうどかぶったりもしますので、親にはその子ども部屋で寝てもらうことも可能だったりします。

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ホテルで代用する

また割り切ってホテルに泊まってもらってもいいかもしれません。

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実はホテルに泊まったほうがお互い気楽だったりするかもしれませんし、ホテル代くらい自分たちが出してあげるというのもいいですね。

温泉付きの宿とかだったら逆に喜んでもらえるのではないでしょうか?笑

 

非日常のために日常を犠牲にしない

ということで親が泊まりに来るという例を出しましたが、

親が泊まりに来るという年に一度の『非日常』のために、予算オーバーとか、客間以外のスペースが削られてしまった・・・という『日常』を犠牲にしてしまうのはもったいなんじゃないかな~と思うからです。

やっぱり日常の暮らしを良くするために家を建てるわけですしね。

 

他で代用できないかな?

というような感じで、他で代用できないかな?という視点で考てみると、いろんなことが浮かび上がってきます。

・大きすぎる収納スペースはいらなくて、プレハブの外物置を置けばいいんじゃないか

・大きくて豪華なユニットバスじゃなくて、温泉にたまに行ったほうが豊かなんじゃないか

・書斎はもしかしたらカフェで代用したほうが豊かな休日になるんじゃないか

・ホームシアターよりも映画館に見に行ったほうが素晴らしい作品に巡り合うんじゃないか

など。

もちろんたとえ話にすぎませんが、一旦こういう視点で考えると、あれもこれもという呪縛から解き放たれて家づくりを楽(らく)に、そして楽しくなっていくもんです!

 

最後に

そんなこんなお伝えしてきましたが、もちろん「客間をなくせ!和室をなくせ!」ということを言いたいわけじゃないのは伝わってますでしょうか?笑

「これは自分の家になくてもいいかも?」と一旦考えてみることは無料だし、新しい発見もあるはずなので、そういう思考で考えてみてはどうでしょうかとおススメしてみました。

そして当然、どうしても代用できないスペースだったり機能はあるもんです。

それはそれでぜひ優先してもらって諦めないでください。笑

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。