子ども同居⇒子ども自立後⇒老後で家や土地の価値観って変わるものです

家の図面を書きだす前から一緒に考えます

ぼくはよくお客さまと「家の図面を書きだす前」からご相談をいただきます。

どんなご相談か？というと・・・

・いつ家を建てようかなぁ？

・どの土地にしたらいいかなぁ？

・実家の親があれやこれや。。

あめりか屋のお役目は家を設計して建てることですが、その前にいろんな状況をスムーズにさせることが必要ですので、一緒に考えていろんなアドバイスをさせていただいてます。

どこらへんのエリアで探しましょうか？

そしてその中でも土地探しのご相談をたくさんいただいているわけですが、これから土地を探すご夫婦に「どこらへんのエリアで探しましょうか？」と質問をすると、よく言われるのが・・・

・実家に近いところ

・小学校は〇〇校区

・市街地から少し離れた郊外

・なるべく市街地がいい

などなど。

それぞれのご家庭ごとの希望ってこうも違うか？というくらい違うもんなんですよね～。

６０年住むとしたら・・・

さて、ここでひとつ参考にしておいてもらいたい話があります。

例えば、あなたが３０歳で子供が生まれたばかりのときにその土地を買ったとしましょう。となると平均寿命から考えて、希望的観測を入れて６０年住むとしましょう。（・・・ということにして一旦考えてみてくださいってだけです。笑）

その年代を大きく分けてみるとこんな感じかもしれません。

①子供同居期２０年：子供が０歳～１８歳として約２０年。まさに子供同居時期は子供との生活がメインで考える時期とも言えますね。

②子供自立後２０年：子供が大学や働くなどして自立して二人暮らしをする５０歳～７０歳の約２０年。自分たちの時間も増えてくる時期ですし、金銭的に余裕ができてくるかもしれませんが、共働きだとまだまだ時間的に忙しいかもしれませんね。

③退職後老後２０年：退職後９０歳まで元気で生活できると仮定して約２０年。自分たちに使える時間が一気に増える時期ですね。話は少しそれますがここで大事なのが健康に暮らすこと。やっぱりピンピンコロリを目指したいもんです！笑

長い目で一度考えてみる

こうして年代を分けて考えてみたらいろんなことが見えてきます。

「小学校は〇〇校区がいい。」というのは、小学校に通っている６年間はいいかもしれませんが、その後の４０年くらいは全く関係ないことかもしれません。

「市街地から少し離れた郊外がいい」というのは、もしかしたら退職後の２０年は、買い物など普段の生活に不便かもしれません。（逆に言うと市街地から離れたところのほうが住みやすくなっているかもしれないですけどね）

「市街地がいい」というのは、もしかしたら老後の資金を減らしてしまうオーバーローンになるかもしれません。

心配をあおったようで申し訳ありませんが、結局何が言いたいのか？とうと、長い目でみたらそんな発想もでてくるかもしれませんよ～ってことをお伝えしたいわけです。

家のことも価値観が変わるかもしれない

これって実は土地探しだけじゃなくて、家のことにもかかわることなんです。

間取りや総予算や設備投資なども年代によって変わるわけです。

どこまでお金をかけて家を建てるのか？ということが大きなテーマにもなるので、とにかく高価な設備を投資すればいいっていうものでもないです。

なるべく部屋数を大きくした大きな間取りにしたら、最初はいいかもしれませんが老後は大きすぎてメンテナンスとか大変だし暮らしにくいってなるかもしれません。

最後に

ぼくがここで言いたいのは今のことは考えなくてもいいとかそんなことじゃありません。不確定な将来の心配だけしてもいけません。大事なのは今です。

ただ、土地も家も何度も買い替えしない前提であれば、長い人生の長い期間を住み暮らすとしたら、今の自分たちのことだけを考えてしまわずに・・・長い目で一度考えてみて欲しいな～って話でした。

とにかく今も未来もどちらかだけを考えるのではなく、いろいろと考えてみましょうね。

長い目で見ているとか見ていない顔のやつからお送りしました～。

～今日の体重＝90.9(-0.7)～