勝手口をつけない間取りが増えてきましたが、その理由とは?
勝手口
一戸建ての家によくある勝手口。
こちらのおうちでは土間収納とセットで勝手口をつけています。ゴミを出したりするのに便利ですね。
しかし、ここ最近は勝手口をつけないおうちも増えてきています。
それはなぜなのでしょうか?
無きゃならないものではないから
大きな理由としては、勝手口というのは無きゃならないものではないからです。
そもそも勝手口は、玄関とはまた別の家への出入り口です。
以前は勝手口は家には必ず付いているもの・・・という思いがあったりもしますよね。田舎だととくに。
でも、勝手口って無いなら無いで生活に支障はほぼないんです。
なんせマンションは勝手口ってほぼないですし、法律で絶対に必要とされているもんでもないですしね。
勝手口が無くてもいい理由
そんな勝手口ですが、「だったらいらない」という人も増加中ですので、その意見をまとめてみます。
・家に帰ってきたら玄関から入るので勝手口からは入らない
・ゴミ出しは勝手口から出さずに玄関から出す(動線的に勝手口からだと遠くなる)
・採光や換気だけなら窓で十分
・窓の方が安価だし、窓のほうが断熱的により良くなる
・棚を置いて収納スペースにできるスペースがつぶれる
・防犯上も窓の方がよい
・外観デザイン的に勝手口ドアはあまりかっこよくない
・実家の勝手口は物でふさがれてしまっている・・・
などなど・・・。
これらをまとめて大きくくくると、「使用頻度が少ないわりに費用がかかる」ということですね。
勝手口無くてもいいんじゃ?と考えてみる
ということで、敢えて勝手口が無くてもいいんじゃない?といろいろ書いてみましたが、ぼくが言いたいのは勝手口は無くしましょう!ということじゃありません。笑
お客さまのリクエストで勝手口を設けることは多いですし、勝手口をつけてうまく使ってもらえればいいだけのことなので。
ただ、お伝えしたかったのは、勝手口はつけなければならないんじゃなくて、無くてもいいんじゃない?どう使えるか?を設計段階で考えようってだけなんですよね~。
まとめ
いつもお伝えしてますが、
家とはこういうものだ!と一般論に当てはめたり、誰かはこうしていた!と他人と比較してばかりだと、家づくりも楽しくなくなってしまいます。
勝手口は当然あるものだ!実家も友達の家もみんな付いている!ということで、思考回路を停めないでもらったほうが、楽になりますよ。
もっと自由に考えて、家づくりは楽しくやっていきましょうね~!!!
~今日の体重=91.4(‐0.4)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。