冷蔵庫を置く位置の決め方(キッチンの奥、手前、横並び???)
冷蔵庫ってどこに置く?
冷蔵庫って、キッチンには必ず設置しますよね。
で、その冷蔵庫をキッチンのどこに置くのか?についていろんな考え方があるのでご紹介しますね。
置き場の違いでそれぞれのメリットデメリットをあげてみます。
(※説明を簡略化するために対面キッチンの場合ということで限定します)
手前に冷蔵庫を配置
いちばんよくある配置(うちでは指定がない限りこう設計します)なんですけど、キッチンの入口の手前に冷蔵庫を置きます。(Fというのが冷蔵庫です。)
【メリット】
〇キッチンで料理をしている人は冷蔵庫が近くで使いやすい
〇料理をしている以外の人も冷蔵庫の中の物を取りに行きやすい(キッチンに立っている人の近くを(または背後を)通らずに冷蔵庫に行ける)
【デメリット】
×ダイニング側から冷蔵庫がよく見える
奥に冷蔵庫を配置
さきほどの配置とは逆にキッチンの奥に冷蔵庫を配置するパターンを考えてみましょう。
【メリット】
〇キッチンで料理をしている人は冷蔵庫が近くで使いやすい
〇リビングやダイニング側から冷蔵庫が見えにくい(部屋がスッキリと見えるという効果が生まれやすい)
〇来客時なんかも冷蔵庫の中が見えないで済むのがいい
【デメリット】
×キッチンで料理している時、近くを(背後を)通って行くことになってしまう。遠い。
キッチンと並べて冷蔵庫を配置
最後に冷蔵庫をキッチンと並べるパターンも考えてみましょう。(パントリー内に冷蔵庫という意味合いもふくむ)
【メリット】
〇完全に冷蔵庫が隠れるのでよりスッキリします。
〇冷蔵庫の奥行きとカップボード(背面収納)の奥行きは違います。冷蔵庫の方が大きいのでカップボードと並べると冷蔵庫がボコっと出てしまいますが、こういう配置にすることで冷蔵庫とキッチン本体の奥行きは似たようなものなので同じツラ(面)でおさめることができます。
【デメリット】
×キッチンで料理している時、近くを(背後を)通って行くことになってしまう
×スペースを多くとりやすいので、家の面積が大きくなってしまう
一番多いのは?
キッチンにおける冷蔵庫の場所について大きく3つあげてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ちなみに一番多いのは、「手前に冷蔵庫を配置」ですね。
デメリットとされている冷蔵庫が目立ってしまう・・・というのもさほど気にならないという方が多いので。
アパートや建売住宅ではほとんどこの配置でしょう。
最後に
だからと言って「手前に冷蔵庫を配置」が正解とは限りません。
なんせ間取りは人それぞれなので。何が正解か?はそのご家族次第です。
さ、そんな毎日使うことになるキッチンを使いやすく、そしてステキに。
豊かな暮らしのために、「冷蔵庫をどこに置く?」という細かいことも丁寧に考えていくができるのが注文住宅の大きなメリットですね。
~今日の体重=91.0(-0.2)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。