繰り上げ返済はしたほうがいい?しないほうがいい?
繰り上げ返済
家を建てるときは住宅ローンを組むことがほとんどですが、えてしてみなさん
「早く返せるもんなら早く返したい!」
と思われるのが一般的です。
その気持ちは分かります。住宅ローンと言っても借金ですからねぇ・・・。
ということで、今日はなるべく早く住宅ローンを返すことができる『繰り上げ返済』についてお話します。
繰り上げ返済の特性
繰り上げ返済の特性をかんたんにまとめてみます。
・期間短縮型と返済額軽減型の2パターンあって、期間短縮型のほうが利息軽減効果が大きい
・借りて早いうち(利息が残っているうちに)に返すほうが、後から返すよりも金利軽減効果が大きい
ということですので、よく言われるのが
・35年のうち最初の10年以内でなるべくたくさん繰り上げ返済するとよい
・定年退職前までに払い終えるほうがいい
です。
金利が低いと利息軽減効果も低い
しかし昔の金利2%~の時代だと、その利息軽減効果も大きいのですが、今や0.5%とか1.0%の金利が低い今だと利息軽減効果も低いんです。
そりゃそうですよね~。
もともと利息が少ないんですから。
もしも10年目以降に金利が上がっていたとしたらそのタイミングで繰り上げ返済したほうが得をするパターンもありますからね。
がんばりすぎるのはやめましょう
とはいえ、早めに繰り上げ返済をコツコツするのはとても賢い返済です。
しかしがんばりすぎると貯金(手元資金)が不足気味になってしまう恐れもあります。
万が一の不測の事態(収入が減る、想定以上に教育資金がかかる)などもありえますので、無理な繰り上げ返済はやめたほうがいいです。
しかも子育て世代の場合、住宅ローンを借りて10~15年くらいでお子さんが大学入学など教育資金のピークがやってくることも考えられます。
最もお金がいるときの蓄えをしっかり残しておくという意味です。
お金のための住宅ローンではない
本来、お金を借りるための住宅ローンではありません。
家族の豊かな暮らしを守るための住宅ローンです。
住宅ローンに振り回されてしまって家族の豊かな暮らしが守られないのではいけません。
そういう観点で考えると、今は金利が低い時代なので借りれるものはありがたく借りておいて、無理せず安心できる範囲で繰り上げ返済することをおススメしてるんですね。
最後に
ということで、資金計画のお話からサポートさせていただいてます!
家づくりをご計画される方が安心して楽しくやってもらうために、日々がんばってま~~す!
・・・と、昨日のzoomでのお客さまとのお打合せしている写真を添えて終わります~。笑
~今日の体重=88.1(+0.0)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。