日本の山を守るために国産の木材を使う

屋久杉のデッキ材

先日、メーカーの展示会にて屋久杉のデッキ材を見かけました。

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屋久島は雨が多いのでそこで育った杉も雨に強いそうです。

ウッドデッキは雨の影響をもろに受けるので、なるべく雨に強い材料を使ったほうがいいにはいいので、屋久杉のこういう感じが好きな方にはいいかもしれませんね~。

 

日本の山を守る

メーカーさんいわく「最近は屋久杉も売り出すように取り組んでいます」とのこと。

なぜなら日本全国の山が荒れてきている状況と同様に、あの屋久島の山も荒れてきているそうでして、山を守るために木を販売しているとのこと。

山というのは植林をした場合は特に、手入れしないと荒れてしまうので、手入れしない=伐採しない=木が売れないのでさらに山がどんどん荒れていくという負のサイクルとなっていくんですね。

ですので、日本の山を守るために、日本の木を使うということが言われているわけなんです。

 

安い輸入木材が流通しています

ただ、安い輸入木材がたくさん流通しています。

どうしても家一軒の目先の仕入れを考えると安い材料を使う傾向にあります・・・。悲しいかな・・・。

ですので全体的に見て、日本の木材自給率は34.8%です。(平成28年、林野庁HPより)これでも上昇してるそうですが。

 

日本の山に明日はあるのか?

では日本の木材が高くて売れないとなると値段を下げてでもということになります。

しかしそうなると林業がビジネスとしてうまくいかず、林業をしていた人も辞めていくわけで、さらに植林された山がどんどん手入れされず、山が荒れていってしまうわけなんですね。

福井県では補助金を出したりして、山を守ろうという取り組みもされていてそれはそれでいいと思うんですけど、根本的には補助金ありきのビジネスは長続きはしないですもんね。

制度的に日本の木材が売れる仕組みを刷新してもらいたいな~って思うわけですが、政治や社会を嘆いてもどうしょうもないので、微力ながらこういうことをも伝えて、日本の木が積極的に使われるようにしていきたいですね。

 

最後に

ということで、木を扱う仕事をしているのでこんなことも語ってみました。

一次産業は国土の健全化のためには大変重要な産業ですからね!日本の山を大事にしたいですね!!!

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チラッ

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。