責任ある立場に喜びを感じた鹿島建設時代の思い出
鹿島建設のクレーン
先日、名古屋でラーメン(ラーメン荘歴史を刻め)を食べたときに、鹿島建設の現場をみかけました。
街なかなのでタワークレーン。
ぼくは27~29歳の頃、東京で鹿島建設の施工監理(現場監督)として勤めさせてもらってたのですが、その頃をふと思い出しました。
2005年の夏
2005年の夏、ぼくは鹿島建設に転職したのが2004年の4月だったので、ちょうど1年と3ヶ月ほど経った頃でした。
当時の所長にかわいがられ(使いやすかったから?笑)、新たな現場の担当を任されました。新たな現場とは、東京都多摩地区にある某大学の夏休み期間の改修工事の担当です。
それまでは大きな工事で10人以上社員のいる現場の一人だったのですが、今度は比較にならないほど小さな工事ですがぼくひとりで工事をみることになったのです。
誰にも指示されず、責任ある立場
それまでは大きな現場で上司がいる中、指示された業務をやるということでした。しかし、その大学の改修工事では、誰にも指示されず、ぼくが動かないと工事も進まない。
さらには品質面、コスト管理、工期、安全と全てぼくの責任になる立場。(正確に言うと所長がいましたが、任されてるぼく一人の責任だと思ってやってました)
そんな誰にも指示されず、責任ある立場にいきなりたつことになったのです。
知らないことばかりだけど、知ってるふりした
しかし、経験が浅く不勉強だったぼくは知らないことばかりでした。お客さまと話をすることは得意なほうだったのですが、現場のおさまりなどは知らないことばかり。
でも、ぼくは現場のリーダーなんだから、知らないことも知ってるふりをして、後から調べるようにしていました。
そんなぼくに、超ベテランの職人さん(今井のじいさん)にこう言われました。
「しのちゃんは大したもんだ。な~んにも分かってないのに堂々としている。大したもんだ。笑」と。
半分バカにされたわけですが、こう言われてとても嬉しかったのを覚えています。
責任ある立場に喜びを感じた
そうして、誰にも指示されず自由に働ける反面、大きな責任がありましたが、今振り返ると、その責任ある立場に喜びを感じていたんだなぁ~と思います。
当時は必死だっただけですが、任されたことを粋に感じたのを覚えています。
そんな思い出があるからこそ、今のこの立場で居させてもらえるのかもしれません。
ついつい他人もそうだろうと思いがち
すこし話は変わって、そんなことを思い出したのとだいたい同じく、ゴリラ会の役員である小林さん(なにかに目覚めたかのうようにトゥイッターを最近がんばっている)のトゥイートでこんなものを見かけました。
誰にも指示されず、好きなことを仕事にしたい人(A)もいる一方で、
誰かに指示してもらって受け身で自分のキャパの範囲内だけで仕事していたい人(B)もたくさんいる。
そういう人に背中に羽根を生やして世界を広げる方法をアドバイスしても全然響かない。
AはBを養っていくくらいの男気を持て。
— 小林輝之@単なる製造業の仕組み作りスト (@terukobayashi) 2018年8月7日
これを見たとき
「自分がこうなんだから他人もそうだろう」と思ってしまいがちな自分に気づきました。
ぼくはAだけど、Bの人もいることは事実。
それに対する意見は別にして、そういう人もいるってこと。
最後に
他人にこうあって欲しいと思うのと、そういうこともあるよなと思うのとでは、全然結果も変わるなと。
会社も野球チームもどんな組織だって、それぞれの役割があって成り立つ。
ぼくは会社のリーダーたる立場として、そんな心意気を大切にしたいもんだなぁ~と思わせていただきました。
※ちなみに全く超絶関係ないですが、冒頭のラーメン荘歴史を刻めで食べたのはコチラ。サイコーでした♡
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~今日の体重=86.4(+0.0)~
篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。