土地の探し方の別の切り口

こんにちは!福井県敦賀市の建築会社あめりか屋の失敗しない家づくりアドバイザーの篠原秀和です。

株式会社あめりか屋HP→http://www.amerikaya-arc.com/
本日は晴天なり。
お天気に恵まれて木造住宅の建て方中です。^^
さて、「土地を探しているけど、希望の条件の土地がなかなか出てこない・・・」という場合はよくあるかと思います。
物件が頻繁に出やすい地域もあれば、ほとんど出てこない地域もありますから。ほとんど売り土地が出てこない原因として、それはもうすでに住宅や建物が数多く建っていることが大きな要因の一つとしてあげられますね。
でもその地域にどうしても住みたい!ので、探しているけど、なかなか希望の条件の土地がなかなか出てこない・・・ということで、土地探しに時間がかかってしまうのでしょう。
そんなときの別の切り口として・・・土地だけを探すのではなく、中古住宅も探してみるのはいかがでしょうか?
 
その中古住宅を解体し更地にして、そこに新築をすればいいんです。すでにいま住宅が多く建っている地域ですから、中古住宅なら販売されている可能性もあります。
ただし、中古住宅を買ってそれを解体するということは、土地代と別に中古住宅の費用と、さらにはその解体費用が発生するから、土地だけを買うよりも余分な費用が発生することになりますよね。だいたいが高くついてしまうことが多いのは事実なんですけど・・・以下のような考え方もできます。
それは、日本の住宅は一般的には20年で資産価値がほぼ0円になってしまうということ。日本の住宅事情にはそんな悲しい問題があるんですが、それを逆手にとって考えてみると、20年経った中古住宅だと売値としては土地代がほとんどを占めている場合もあるんです。つまり中古住宅というのは、土地代+中古住宅代(格安)という状態がよくあるですね。だから中古住宅があってもそれほど高くなってはいないんです。
また、1981年(昭和56年)以前ですと、耐震基準が古いので現行の耐震強度を満足できないということもあり、今から33年前ですとなおさら資産価値は低くなってたりもします。ただ、そういう物件であっても中古住宅として売られているケースも多々あるんですね。
ということで、残念ながら資産価値の低い中古住宅ですから、「交渉によっては売主さんで解体して更地で土地のみを販売する」というかたちに変更してもらうことも可能性としてはありますし、以前実際にそういうケースもありましたし。
ただ、そんな交渉もおりあわず、自分で解体することになったとしても、木造住宅ですと場合によりますが、解体費100万円以内で済むケースもありますので、びっくりするほどの解体費用というわけでもありません。ただ費用に対する高いとか安いとかいう感覚は、あくまでそのご家族の予算によりけりですけども。
また、お得になるケースもあります。中古住宅があるということは、給水引き込みが既にされていることがほとんどでしょうから、新たに給水引き込み工事(時には50万円~もする場合も)は発生しないと考えてもいいでしょう。もちろん、給水引き込み済みの土地を購入するのが一番ではあるんですけど、その分(引き込み費用)の価格が上乗せされて売り出されているケースも多々ありまので。
そんなこんなでそうなってくると、中古住宅を買っても土地だけを購入するのと費用的にはそれほど変わらない場合もありうるんですね!・・・という切り口からも土地を探してもらうと、希望の土地と巡り会う可能性はアップしますよね。ただ、一般的には費用は土地のみを買うよりもかかる傾向にありますので、あくまで一つの切り口として考えてもらえればいいのかなぁ~って。
あなたがいい土地と巡り会うことを祈って・・・。

篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。