子育てには玄関からすぐ階段で2階の子供部屋に行ける間取りだとダメだよ?

子どもが健やかに育つため

「子どもが健やかに育つため」これは子育て世代の家族が、家を建てる目的のひとつにあげられます。

しかし社会問題化してることですが、最近の子どもたちをとりまく問題として、ひきこもり・不登校・非行といったことがよく取り上げられますよね。

わが子ばかりは大丈夫だろうという思いもあれど、知人のお子さんがひきこもりや不登校になってしまったという話もチラホラ聞いたりもしますし、なにかと心配になることもあるとかないとか・・・。

 

玄関からすぐ階段だと・・・

そんな潜在的な不安を持っているかもしれない子育て世代のご夫婦に、住宅会社の営業マンはこんなことを言ったりすると聞いたことがあります。

「玄関から入ってすぐ階段で2階の子ども部屋に行けてしまうと、ひきこもり・不登校・非行になりやすいですよ!」

というような類のセールストーク。

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↑いわゆるひとつのこういう感じで、玄関からすぐ階段に行ける間取り

思春期になった子が家に帰ってきても親と顔を合わすことなく階段を上がって部屋に行けると、家族のコミュニケーションは減るし、どんな友達が来てるかも分からないし、夜でも自由に外に出れちゃいますからね・・・という理由で。

 

だからリビングを通って階段

続けて、営業マンはこう言います。

「だからリビングを通ってから階段に行けるような間取りにするといいですよ!」

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↑こんな感じで玄関入ってリビングを抜けて階段に行く間取り。

確かに、家族が顔を合わせる機会が増えることにはなりそうですね。

 

子どもの友達がみんなリビングを通る

しかしこのような親御さんの不安を煽ったような営業トークをしている人が未だにいるのかどうか?は知りませんが、デメリットもあります。

一つ目は・・・

子どもの友達が2階の子ども部屋に行くとき、リビングやダイニングキッチンを通ることになるということは、リビングで親の自分たちがパジャマでゴロゴロしている時に、子どもたちがぞろぞろ入ってくるということに。

それをどんな友達が来るか分かるなどとメリットと思うか、デメリットと思うかは捉え方次第ですが、そういう考えもできますよねっていう情報提供です。

 

トイレが遠くなる可能性も

二つ目は・・・

トイレが玄関付近にある場合は階段から遠くなる=2階の寝室からも遠くなるので、夜トイレに行く時遠いということ。(2階にトイレを設置すれば解決しますけどね~)

ま、トイレが遠くなるということに関してはデメリットでしかないかなぁ。笑

 

そもそも階段の位置なんかで子どもは変わりません

さて、ここからはぼくの持論です。

そもそも玄関入ってすぐに階段に行く間取りが原因で、引きこもりにも不登校にも非行にもなりません!

だって、あなたの実家はそういう間取りじゃなかったですか?

ぼくはそうでしたからね。笑

あくまで家族のコミュニケーションは、家族の接し方、気持ち、ルールなどで決まるものであって、階段の位置はただ補助的な要因なだけなんです。

そして、子どもは親の言ってるとおりではなく、親のやっているとおりに子どもは成長します。

 

最後に

こうして書いていると、ぼくが「玄関入ってすぐ階段を設けよう派」の人のように思われるかもしれませんが、決してそうではありません。汗

リビング階段にして吹きぬけをつくるのもいいですし、リビングを通ってから階段に行ける間取りもぜんぜんいいとは思います。

ただ、家というのはこうしなければならないというのはないってことを言いたいだけ。家族の暮らしはそれぞれですからね。

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シンプルに考えて、たくさんありすぎる情報に振り回されないようにしましょうね~。

 

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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住

2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。