新築なのに音漏れで丸聞こえ?失敗例から学ぶ間取りの設計
家って3回建てないと理想の家にならない?
一般的に「家って3回建てないと理想の家にならない」とか言われたりもします。
初めて家を建てるはもちろん初めての経験ばかり。間取り・デザイン・性能・借り入れ・土地選びなどなど。いろんな選択肢があるけど、後になって「ああしとけば良かった」と後悔したりするよね・・・っていう通説ですね。
その後悔する例として、あげられるのが『音』の問題。
今回は家の中に居て音が漏れてきたという失敗例をあげますので、対策しましょう。
①トイレの音が聞こえる
これは最も気をつけたいところですが、トイレの音です。
一番嫌なのがリビングに居るときトイレの音が聞こえてきたらそりゃ嫌ですよね。トイレに入っている人も、リビングに居る人も。
対策は、リビングからトイレの距離を少し離したり、トイレ扉がリビングに直接面しないように廊下をはさむようにしましょう。
リビングのすぐ横にトイレの扉っていうのだけは避けたいですね。
②キッチンの音が気になる
対面キッチンやアイランドキッチンが流行していますが、キッチンの音が気になるという場合もあります。
洗い物をする音がリビングに聞こえるというのを問題にするか、しないかは分かれるところですが、そういう意見もあるということ。
対策は、食洗器でリビングに人が居ない時に動かすか、シンクの防音型(例えばクリナップではこういう商品もあります)にするか、キッチンを違う配置にするとかですね。
③隣の部屋からの音が聞こえる
子ども部屋が2つある場合は、音が気になる・・・という場合があります。(特に思春期なんかは)
対策としては、スペース的にできる・できないはありますが、クローゼットを間に挟んでなるべく音が聞こえないようにするというのもいいですね。
↑こういう間取りにどうしてもスペースの都合上できない場合は、防音壁にするなどもひとつです。
④吹き抜けにしたから1階の音が気になる
吹き抜けは開放感があるからと人気ですが、音が気になるというのは盲点だったりします。
吹き抜け階段なんかは仕切りがないので、1階と2階で会話もできるくらいです。これを好む・好まざるはあるけど音が筒抜けになるということ。
もしも嫌だったら吹き抜けをやめたり、部屋とつながらないかたちの吹き抜けにするなどで工夫しましょう。
⑤2階の子世帯の音が気になる
二世帯住宅や同居の場合、親世帯と子世帯が上の階と下の階で暮らすことが多いわけですが、上の子世帯の歩く音が気になるとか、子どもの走る音が気になるといった問題もあったりもします。
そうならないように1階と2階の防音対策をしておくことは大事ですね。
ただ、些細なことを気にしだすようではあまり二世帯や同居はおススメできませんが・・・。
最後に
主に考えられる音漏れについての失敗例をあげてみました。
失敗例から対策をするというのは大事なことですが、そもそも「同じ家族だからそこまで細かく気にしないほうがいいよね」とおおざっぱに考えることも大事になってきます。
それぞれのご家族で違う考えになるかと思いますが、お役に立ったら嬉しいです~~~。
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篠原秀和(シノハラヒデカズ)ニックネームはシノハラ(カタカナで。笑)
株式会社あめりか屋 代表取締役
一級建築士・住宅ローンアドバイザー
1977年6月23日生まれ
福井県敦賀市在住
2000年に日本大学卒業後、20代の頃は大手ゼネコンにて設計職と施工管理職を経験し、あめりか屋3代目として2007年から勤務。2011年頃から本格的に住宅事業を担当するようになり、業務は営業というか楽しいステキなお家づくりのプロデューサーをしています。
また自身のブログは2013年4月から毎日更新中。
・・・というマジメな仕事ぶりとはまた違った一面を持っていて、SNS(Instagram、twitter、Youtube、Facebook、TikTok)では楽しくてクスっと笑える投稿を日々発信中。ぜひフォローしてやってください。